「調査」捕鯨の真実

捕鯨の全面禁止にもかかわらず、国際捕鯨委員会(IWC)のモラトリアムは「科学許可による捕鯨」として知られる大きな抜け穴を含んでいます。この許可によって捕鯨船は調査の名目でクジラを捕獲することが許可されています。

この抜け穴は1946年以来、国際捕鯨取締条約に含まれ、1986年に捕鯨モラトリアムが成立した後も残っています。しかし、これには科学的な要素は何もありません。

  • 科学許可による捕鯨では鯨肉を利用する必要があり、鯨肉を販売するなり、あげるなりして、利用しなくてはいけません。つまり、科学許可は鯨肉の販売許可と大差ないのです。
  • 科学許可による捕鯨は申請した国によって認可されます。つまり、日本は外部の精査や説明の必要もなく、自国の調査捕鯨を自国で認可しているのです。
  • 調査捕鯨を行う国だけが鯨肉市場の開拓に熱心であることは偶然ではありません。日本の調査捕鯨プログラムによって、2009年だけで何百頭ものクジラが捕殺されました。
  • 大量虐殺の原則に基づいて行われる科学的調査など、他の種では考えられません。

調査捕鯨の代替案

DNA鑑定や遠隔監視の時代に、科学者が調査目的でクジラを捕殺する必要はありません。クジラが脱皮する皮、脂肪、糞便からサンプルを採取することも可能です。科学者はクジラが噴気孔から息を吐き出す時にサンプルを採取して、病原体を検出することもできます。

IFAWの調査船「ソング・オブ・ザ・ホエール」号の科学者は、クジラに危害を加えずに研究する技術と手法を開発しました。