救助されたハイイログマの子がBC州のパイロットプロジェクトでクートネイに帰る

Tuesday, June 18, 2013
カナダ、ブリティッシュコロンビア

2012年秋にブリティッシュコロンビア州のクートネイで孤児となった2頭のオスのハイイログマ、ブレアとテリーは、自由への道を帰還中です。2頭は生後8ヶ月だった去年10月、人間と衝突した母親が殺されて孤児となりました。子グマたちは救助されて囲いの中で育ち、今ではいつでも故郷近くに放せるまでに成長しました。

この7ヶ月間を過ごしてきたノザーンライツ・ワイルドライフ・ソサエティ(NLWS www.wildlifeshelter.com/)のリハビリテーション施設では、広い囲いの中で人間との接触をほぼ絶った状態で、十分に強く成長し、野生に返せるだけの能力を身につけるまで育てられました。スミザースからキャッスルガー郊外までは陸路で、平台トラックに据え付けた2つのカルバートトラップにそれぞれ収容されて移動します。2頭の首には衛星発信器を装着し、2013年6月18日に人間活動から遠く離れた場所に放獣した後、18ヶ月にわたり監視を続けます。

ハイイログマの救助、移送、放獣は、国際動物福祉基金(IFAW-www.ifaw.org)、NLWS及びブリティッシュコロンビア州環境・森林・土地・天然資源管理省によるユニークな共同パイロットプロジェクトの一環として行われています。

このプロジェクトは、孤児のハイイログマを野生に返すことが実行可能かを調査します。このような放獣が行われるのは今回が4回目です。2008年7月に2頭、2009年夏に2頭、2011年夏に4頭が放されました。

「このパイロットプロジェクトによって、すでに8頭のハイイログマが野生に返されました」とNLWSのアンジェリカ・ランゲンは言います。「この努力がもっと多くのハイイログマを救うことに結び付くことを願っています。」 

「衛星発信器を使用してハイイログマの動きを追うことにより、クマの動きに関する重要な情報を得ることができます」とIFAWのクマの専門家ジョン・ビーチャムは言います。「自分たちがやっていることがうまくいっているかどうかを科学的に検証する上で役立つ、プロジェクトの重要な部分です。」

人とクマの衝突はクートネイのような地域では今も問題となっており、そもそも2頭が孤児となった原因そのものです。人とクマの衝突を減らすヒントについてはwildsafebc.comにアクセスしてください。

親を亡くした子グマのリハビリテーションは、クマを即座に殺すよりも持続可能で人道的な方法だとIFAWは考えます。IFAWはロシアとインドでも同様のクマのリハビリテーションプロジェクトを支援しています。

IFAW(国際動物福祉基金)について

1969年に設立されたIFAWは助けを必要とする動物を救援する活動を世界中で行っており、40カ国以上でプロジェクトを展開しながら、個々の動物を救助し、動物虐待防止キャンペーンを推進し、野生生物保護と生息地保全を提唱しています。詳しくは www.ifaw.org.をご覧いただくか、FacebookやTwitterでフォローしてください。

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