野生のクジラやイルカ、ネズミイルカを観察する感動を体験する人々が世界中で増えています。

ホエールウォッチングは、イルカやその生息域の保護を人々に奨励し、発展途上経済を支援し、地域の雇用を提供する、急成長中の産業です。

 

ホエールウォッチングの成長

アイスランドの極寒の北の海から南太平洋の熱帯の島々まで、ホエールウォッチングの人気は世界中で拡大しています。

1991年から2008年の間にホエールウォッチングした人々の数は400万人から1,300万人に増加し、最も急成長している観光産業の一つになっています。

興味深いことに、この産業はアジアやオセアニアなどクジラ保護にとって最も重要な地域で急成長しています。日本のいわゆる調査捕鯨をめぐる議論が繰り広げられているこの地域では、日本の近隣諸国がホエールウォッチングから多くの利益を得るにつれ、より積極的な捕鯨反対派になりつつあります。

 

ホエールウォッチングの地域社会への影響

ホエールウォッチングは世界的な観光産業の一部ですが、最大の影響を受けるのは地域社会です。

ホエールウォッチングは地元企業に貢献するだけでなく、人々に一体感や文化への誇りをもたらし、海洋環境への感謝の気持ちを育てます。

 

持続可能なホエールウォッチングを推進

ホエールウォッチングは、責任を持って運営すれば、地域経済にもクジラ保護にも貢献することができます。

ホエールウォッチング産業の持続可能な運営を確実にするために、IFAW は責任あるホエールウォッチングを推進する数多くのプロジェクトを進めています。例えば:

  • IFAWの調査船「ソング・オブ・ザ・ホエール」のクジラの分布パターンの調査を通じてホエールウォッチングの可能性を評価
  • 地域のホエールウォッチングの可能性を分析し、責任あるホエールウォッチングの規則に基づいて行われるように政府や観光業界と協力
  • クジラに関する教材の制作・配布、ホエールウォッチングに関連する研究案やプロジェクトのコーディネーション
  • ホエールウォッチング産業を推進しクジラへの影響を最小限にするために、セミナー、オペレーター訓練ワークショップ、情報交換を行う会議の実施

IFAWの活動の成果もあって、商業的・娯楽的ホエールウォッチングは現在、クジラやクジラ目の「持続可能な利用」になり得るとして、国際捕鯨委員会(IWC)などの国際機関に認められています。