救出された絶滅危惧種のサイが野生復帰に一歩近づく

Tuesday, January 9, 2018
米ワシントンD.C.

2016年にカジランガ国立公園を壊滅させたモンスーンの洪水から救出され、IFAW(国際動物福祉基金)-WTI(インド野生生物トラスト)野生生物リハビリ保護センター(CWRC)で人工保育された3頭のメスのサイの赤ちゃんが、最終的に野生に戻るためにマナス国立公園に移送されました。

3頭の赤ちゃんは、IFAW-WTIの移動獣医サービス(MVS)ユニット、アッサム州森林局、そして地元の人々の連携によって、名前の由来になったハルディバリ、デオパーニ、シルドゥビの各地域で洪水から救出されました。昨日の午後、IFAW-WTIの獣医による最終検診の後、赤ちゃんはそれぞれ運搬車に積み込まれ、カジランガからマナスへ370キロメートルの旅路につきました。

「移送が成功してうれしいです。社会不安によって一度は破壊された国立公園を甦らせる為にIFAWとWTIは尽力していますが、これはマナス国立公園の再増殖計画において重要な一歩です。ゾウやサイなどのキーストーン種は、他の種にも繁栄するチャンスを与えます。このサイの赤ちゃんたちは野生復帰に向けて大きな一歩を踏み出しました」とIFAWの保護・動物福祉担当副代表代理のケイティ・ムーアは言います。

CWRCの獣医長パンジット・バスマタリー博士と獣医のサムスル・アリ博士、そして動物飼育チームは、3頭の赤ちゃんがセンターに運ばれた時から世話をしていました。このチーム全体を代表して、バスマタリー博士が言います。「アッサム州森林局や数えきれない野生動物愛好家や支持者の心からの支援を得て、救出された赤ちゃんを人工保育できたことはCWRCにとって大きな喜びでした。そして今、確立されたサイのリハビリ手順に従って世話されたサイたちが、マナス国立公園で野生に戻されようとしています。」

(道路事情と冬の霧を考えて)時速40~50キロメートル以下で進んだ車列は5:30amにマナスに到着しました。サイは首席森林保護管や森林局高官たちが見守る中、7:30~8:00amの間に車から解放前の囲いの中に移されました。

「移送は成功し、赤ちゃんたちは長旅の後も相変わらず元気いっぱいです」とWTIの獣医長(北東)兼IFAW-WTIグレーター・マナス保全プロジェクト長のバスカー・チョードリー博士は言います。「赤ちゃんたちはしばらく囲いの中で注意深く監視され、適切に順応していると確信したら、最終的に野生に戻されます。IFAW-WTIによってマナスに戻された11、12、13頭目のサイとなり、国立公園にかつての栄光を取り戻すための共同の取り組みに、また大きな金字塔を打ち立てます。」

IFAWとWTIは、1980年代後半から1990年代に戦闘で荒廃したユネスコ世界遺産の「マナスを取り戻す」ために、2003年からボドランド領域評議会(BTC)やアッサム州森林局と協力してきました。洪水から救出されたサイをマナスに戻す活動はこの長期プロジェクトの一環で、大きな成功を収めてきました。2013年にはIFAW-WTIによって人工保育された母親にインド初の野生のサイの赤ちゃんが生まれ、それ以来さらに5頭の赤ちゃんが生まれています。

IFAW(国際動物福祉基金)について

1969年に設立されたIFAWは助けを必要とする動物を救援する活動を世界中で行っており、40カ国以上でプロジェクトを展開しながら、個々の動物を救助し、動物虐待防止キャンペーンを推進し、野生生物保護と生息地保全を提唱しています。詳しくは www.ifaw.orgをご覧いただくか、ソーシャルメディア@action4ifawやFacebook/IFAWでフォローしてください。

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