世論調査でアイスランド人の捕鯨支持下落が明らかに

Wednesday, October 25, 2017
英国ロンドン

今日発表された世論調査の結果によると、アイスランド人のミンククジラ猟への支持は、わずか1年で5パーセント下落しました。

国際動物福祉基金 (IFAW)が委託したギャラップ調査によると、昨年の50.8パーセントに比べて、今回はアイスランド人の45.8パーセントがミンククジラ猟を支持すると答えました。こうした調査でアイスランド人の捕鯨への支持が50パーセント未満だったのは初めてです。

アイスランド人のナガスクジラ猟への支持も大幅に減少し、2016年の42パーセントに比べて、今回ナガスクジラ猟を支持すると主張した人は35.4パーセントでした。わずか4年前、同様の調査では、ミンククジラ猟を支持する人は65.7パーセント、ナガスクジラ猟を支持する人は56.9パーセントで、約20パーセント高かったことになります。

また、レイキャビク港の外のファクサフロイ湾にある重要なホエールウォッチング海域にクジラ・サンクチュアリを設定することを支持するかどうかについても調査した結果、レイキャビクに住むアイスランド人の62パーセントがファクサフロイ湾のクジラ・サンクチュアリを支持すると答えました。国全体では48.4パーセントが支持した一方で、この考えに反対したのはアイスランド人のわずか18.1パーセントでした。

IFAWの海洋保護プログラム部長パトリック・ラマージは言います。「商業捕鯨が時代遅れで衰退していることのさらなる証拠となるこれらの結果に励まされます。最近の鯨肉需要の減少とクジラ保護の世界的動向がはるかに支持されていることから、残酷な捕鯨をきっぱりやめて、代わりにクジラと人間にとって前向きな方法として責任あるホエールウォッチングを支援することをアイスランド政府に要請します。ファクサフロイ湾のクジラ・サンクチュアリの設定によって、クジラとアイスランドの重要なホエールウォッチング経済はさらに保護されます。」

捕鯨は本質的に残酷で、クジラを人道的に殺す方法などないことから、IFAWはあらゆる商業捕鯨に反対しています。IFAWはアイスランド・ホエールウォッチング協会「アイスホエール」とともに、「食べずに、会いに来て」キャンペーンを通じて捕鯨と鯨肉の真実を観光客に伝えています。アイスランドで鯨肉を食べたと回答した観光客の割合は、2011年に「食べずに、会いに来て」キャンペーンを開始したときは40パーセントでしたが、近年はその半分以下になりました。

8月に、IFAWはアイスランド唯一のナガスクジラ捕鯨業者、クリスチャン・ロフソンが、何百トンものナガスクジラの肉を日本向けに輸出しようとしていることを明らかにしました。限られた鯨肉市場と絶滅危惧種のクジラの残酷な取引に対する国内外の反対にもかかわらず、少なくとも2年間保管された積荷は貨物船に積み込まれ、日本に向けて非常に長い遠回りのルートを取りました。

ロフソンの会社「Hvalur hf」は、主に日本市場向けに、2015年に155頭の絶滅危惧種のナガスクジラを捕殺しました。過去2年間アイスランドではナガスクジラ猟は行われていませんが、ロフソンはこれは日本との鯨肉取引が難しいことが理由だと言っています。アイスランドのミンククジラ猟は独自に設定された毎年224頭の捕獲枠で継続されていますが、通常はこの枠のごく一部しか捕獲されません。昨年の46頭に比べて、今季捕獲されたミンククジラは合計17頭でした。

レイキャビクの繁華街にあるレストランの半数以上は鯨肉を出さないと誓約して、クジラに優しい「ホエール・フレンドリー・レストラン」に登録し、現在鯨肉がメニューにあるのはこの地域のレストランの10パーセント未満です。観光客の鯨肉に対する需要とレストランでの鯨肉の利用を減らすこうした取り組みが、ミンククジラの捕獲数を削減するために役立つとIFAWは考えます。

100,000人以上の観光客とアイスランド人が、鯨肉を食べないと誓約し、IFAWの請願書に署名しました。IFAWとアイスホエールはクジラの保護を強化するために、ファクサフロイ湾がサンクチュアリとして認定されることを求めて共同で運動しています。この請願書に署名するには、また「食べずに、会いに来て」キャンペーンの詳細については、www.ifaw.isをご覧ください。

ホエールウォッチングは今やアイスランド屈指の観光資源の一つで、毎年約2,000万ポンドの売り上げを生み出しています。昨年アイスランドでは350,000人以上がホエールウォッチングに行き、アイスランド経済にとってクジラは死んでいるより生きている方がはるかに価値があることを証明しています。

詳細や写真、インタビューの手配については、IFAWのクレア・スターリングまで携帯電話+44 (0)7917 507717またはメールcsterling@ifaw.orgでご連絡ください。

あるいはwww.ifaw.orgをご覧ください。

編集者の方へ:

この調査はアイスランド人の捕鯨に対する考え方を調査するために2017年10月4日~11日にギャラップ社によって行われました。使用したサンプル数は1,448でした。調査はオンラインで、アイスランド全体で行われ、ギャラップ社のインターネットパネルから任意抽出された18歳以上の人々だけを対象としました。回答者の総数は859、無回答者は589、総回答率は59.3パーセントでした。全ての結果をご覧になりたい方はお問い合わせください。

また、これらの最新の調査結果によると、18~24歳の若者の41パーセントがミンククジラ猟に反対で、39パーセントが賛成でした。大卒者の35パーセントがミンククジラ猟に反対で、33パーセントが賛成でした。

IFAW(国際動物福祉基金)について

1969年に設立されたIFAWは助けを必要とする動物を救援する活動を世界中で行っており、40カ国以上でプロジェクトを展開しながら、個々の動物を救助し、動物虐待防止キャンペーンを推進し、野生生物保護と生息地保全を提唱しています。詳しくは www.ifaw.orgをご覧いただくか、ソーシャルメディア@action4ifawやFacebook/IFAWでフォローしてください。

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