アイスランドの捕鯨王が鯨肉の積荷を日本に出荷準備中

Wednesday, August 16, 2017
英国ロンドン

アイスランド唯一の捕鯨業者、クリスチャン・ロフソンは、何百トンものナガスクジラの肉を日本向けに輸出しようとしています。

限られた鯨肉市場と絶滅危惧種のクジラの残酷な取引に対する国内外の反対にもかかわらず、少なくとも2年間保管された積荷は貨物船に積み込まれました。

国際動物福祉基金(IFAW)は、全て日本語で「鯨肉」の印のついた多数の箱が、この24時間でアイスランドのハフナルフィヨルズゥル港の「ウィンターベイ」という船に積み込まれている間、作業を監視しました。

IFAWの海洋保護プログラムオフィサー、シャロン・リバモアは言います。「またしてもアイスランドで不必要に残酷に殺されたナガスクジラの鯨肉が、ロフソン氏個人とアイスランドの評判を落としながら、ほとんど鯨肉市場がない日本に出荷されるようです。」

「アイスランド人はナガスクジラの肉を食べもしない中、この積荷は国際的な鯨肉取引を復活させようとする1人の男性の企てのために殺された絶滅危惧種のクジラを表しています。そしてこれは、過去2年間アイスランドでナガスクジラ猟を行わない理由としていた、日本との鯨肉取引は困難という以前の発言と相容れない行動です。」

「前回の鯨肉出荷が国際的に非難される中、責任あるホエールウォッチングはアイスランドではるかに成功している産業として成長を続けています。ホエールウォッチングはクジラと地域経済のためになることから、商業捕鯨は過去のものにする必要があると認識するよう、ロフソン氏とアイスランド政府に要請します。」

セントキッツ・ネイビス連邦籍のウィンターベイは、深刻な技術的問題に直面し、2015年に数週間同じ場所で動けなくなりました。最終的にアイスランドを出発して、ノルウェーのトロムソでさらに大幅に遅れた後、北極経由で北東航路に向かって出港しました。また同じ航路を取るなら、恐らくノルウェーで燃料を補給する必要があります。

2014年に貨物船アルマは2,000トンの鯨肉を日本に運ぶ同様の航海を行いましたが、地中海とスエズ運河を通るより短いルートではなく、喜望峰の南を回る航路を取りました。これは、以前国際港において貨物を拒否され鯨肉の積荷を返品されたことを受けて、途中どこかの港に入港することを避けたものです。

ロフソンの会社「Hvalur hf」は、主に日本市場向けに、2015年に155頭の絶滅危惧種のナガスクジラを捕殺しました。アイスランドのミンククジラ猟は継続され、今季はこれまでのところ、少なくとも17頭のミンククジラが捕殺されました。

捕鯨は本質的に残酷なため、IFAWはすべての商業捕鯨に反対します。クジラを人道的に殺す方法などありません。

IFAWはアイスランド・ホエールウォッチング協会「アイスホエール」とともに、「食べずに、会いに来て」キャンペーンを通じて捕鯨と鯨肉の真実を観光客に伝えています。アイスランドで鯨肉を食べたと回答した観光客の割合は、2011年に「食べずに、会いに来て」キャンペーンを開始したときは40パーセントでしたが、近年はその半分以下になりました。

また、レイキャビクの繁華街にあるレストランの半数以上は鯨肉を出さないと誓約して、クジラに優しい「ホエール・フレンドリー・レストラン」に登録しています。観光客の鯨肉に対する需要とレストランでの鯨肉の利用を減らすこうした取り組みが、ミンククジラの捕獲数を削減するために役立つとIFAWは考えます。

100,000人以上の観光客とアイスランド人が、鯨肉を食べないと誓約し、IFAWの請願書に署名しました。現在、IFAWとアイスホエールはクジラの保護を強化するために、レイキャビク港の外のファクサフロイ湾がサンクチュアリとして認定されることを求めて運動しています。この請願書に署名するには、また「食べずに、会いに来て」キャンペーンの詳細については、www.ifaw.isをご覧ください。

ホエールウォッチングは今やアイスランド屈指の観光資源の一つで、毎年約1,000万ポンドの売り上げを生み出し、20万人以上の観光客を集客しています。このことから、アイスランド経済にとってクジラは死んでいるより生きている方がはるかに価値があることがわかります。

詳細や写真、インタビューの手配については、IFAWのクレア・スターリングまで携帯電話+44 (0)7917 507717またはメールcsterling@ifaw.orgでご連絡ください。

あるいはwww.ifaw.orgをご覧ください。

IFAW(国際動物福祉基金)について

1969年に設立されたIFAWは助けを必要とする動物を救援する活動を世界中で行っており、40カ国以上でプロジェクトを展開しながら、個々の動物を救助し、動物虐待防止キャンペーンを推進し、野生生物保護と生息地保全を提唱しています。詳しくは www.ifaw.orgをご覧いただくか、ソーシャルメディア@action4ifaw やFacebook/IFAWでフォローしてください。

 

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