EUのアザラシ製品禁止措置、イヌイットとアザラシ猟業者は保留のまま
「私たちはこれを、EUのアザラシ製品禁止措置が完全実施される際のわずかな遅れだと思っています。欧州委員会によると、裁判の全当事者からの書類提出期限は9月7日で、その後まもなく口頭審理が行われ、それをもとに禁止措置施行の一時保留が継続されるべきか否かの決定が下されます」とIFAWのEU渉外担当、アドリアン・ヒールは言います。「EUのアザラシ製品禁止措置は、イヌイットと非営利のアザラシ狩猟者がアザラシ由来の製品をEU国内市場に出すことは認めて、免除を明確にしているため、間もなくこの一時保留は解除され、EUのアザラシ製品禁止措置は施行されると私たちは確信しています。」
イヌイット・タピリット・カナタミが率いるいくつかのイヌイット団体及び、禁止措置の影響を直接受けるその他の団体(カナダやノルウェーからの毛皮産業の代表者を含む)などのアザラシ猟業界の団体は、一時的な免除を求める2度目の申請を2010年7月下旬に提出しています。同じ団体が先に出した申請は、今年初めに裁判所より却下されています。
2度目の申請について裁判所の判決がまだ下っていなかったため、裁判所長官は決められた手順に従い、「正義が正しく行われるために」この決定を下しました。
「商業アザラシ猟に由来する製品の取引に関するEUの規制は、残酷で不要な産業に反対する立場をとるよう、長年かけて何千通という手紙を書き、街頭で抗議を行うなどとして政治家に訴えてきた欧州の市民たちの価値観を反映しています」とIFAW (国際動物福祉基金 - www.ifaw.org) のEU事務所長、レスリー・オドネルは話します。