IFAWの代表兼CEO、惜しまれながら勇退へ

Tuesday, October 30, 2012
米マサチューセッツ州ヤーマスポート

国際動物福祉基金(IFAW - www.ifaw.org)の理事会は今日、フレッド・オレーガン氏が今年一杯で代表兼CEOの座を降りることを発表しました。オレーガン氏は15年以上にわたり、マサチューセッツ州ヤーマスポートを本拠地とし世界各地に事務所を持つIFAWに尽くしてきました。

「世界でもっとも有効な国際福祉団体の一つへと成長していく過程で、IFAWの代表として、才能あふれるスタッフ陣と仕事ができたことを光栄に思います」とオレーガン氏は話します。「私はIFAWの明るい未来を確信し、今後のさらなる発展を祈っています。」

IFAW理事長のキャスリーン・サヴェスキーは、オレーガン氏の献身と大きな貢献に対し心からの感謝を述べました。「フレッドはIFAWで変革的リーダーシップを発揮しました。彼はかつてないほど力強く安定した、世界中の動物の暮らしの向上に大きな影響力を持つ組織を私達に残してくれました。」

オレーガン氏は近年でもっとも財政的に苦しい時期にIFAWの舵取りをしただけでなく、そのリーダーシップはIFAWそして世界中の動物に数々の成果をもたらしました。

フレッドの指揮の下、IFAWは2000年に南アフリカのケープタウン沖で発生したトレジャー号重油流出事故において20,251羽に上るペンギンの救出、リハビリテーション、そして放鳥に重要な役割を果たしました。

フレッドはインターポールにおける初の野生生物関連法執行というポジションに資金を供給するために、レオナードX.ボサック・アンド・ベットM.クルーガー基金との協力関係の構築を推進しました。結果的にこの取り組みは、世界中の野生生物及び野生生物製品の違法取引と闘うための政府間協力の拡大に結び付きました。

彼はケニアのメルー国立公園再建を目指すIFAWの5カ年プロジェクトの立役者でもありました。2007年にこの国立公園の保護状況は世界有数のものとして表彰されています。授賞にも値するこの活動はツァボ国立公園のインフラ再建と生息地の回復に向けた同様のプロジェクトにつながり、さらに現在はケニアのアンボセリ国立公園における野生生物の回廊と壊れやすい生態系の保護に向けた活動を展開中です。

IFAW中国事務所の活動に対する支援は、中国国内に動物福祉の倫理を育てる上で役立ち、今でも象牙を含む違法な野生生物製品の需要を減らすためのIFAWのグローバル戦略の重要な一部となっています。

フレッドの在職期間中、残酷で持続不可能なカナダの商業アザラシ猟廃止を目標に掲げたIFAW設立当時の運動は、2009年のEUのアザラシ製品禁輸措置により、重要な節目を迎えました。

また彼はケープコッド・ストランディング・ネットワークをIFAWに統合し、IFAW海洋哺乳動物調査・救助グループを立ち上げ、今年始めに発生した記録的な大量座礁時には53頭のイルカの命を救いました。

フレッドはオーストラリアのシドニー、UAEのドバイ、ワシントンDC、ケニアのナイロビに事務所を開設し、インド野生生物トラストと協力関係を結んでIFAWの成長を導きました。インド野生生物トラストでは親を亡くしたゾウ、サイ、絶滅危機種のウンピョウなどを含む1600頭以上の動物の命を救い、元の棲み家の野生に帰しています。

また彼はデリケートなケープコッドの環境への影響を最小限に抑えるため、そしてIFAWの生態学的持続可能性への取り組みの手本となるため、LEED認定を取得した環境に優しいビルに初めて本部スタッフ全員を集結させました。

「フレッドが私達に残してくれた中でもっとも素晴らしいものの一つは、彼が世界各地から呼び集めたプロ意識の高い有能な首脳陣でしょう」とサヴェスキー女史は言います。「彼らの存在は、IFAWの重要な任務が今後も衰退することなく継続するという確信を私達に与えてくれます。」

新CEOが任命されるまで副代表のアゼディン・ダウンズ氏がIFAWを率いることになります。

1969年に設立されたIFAWは、今では世界中で200万人に支援され、動物の救助、保護に取り組む事務所を世界14カ国に持つ組織へと成長しました。

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