欧州議会が水中騒音から海洋生物を護ることを決議

Wednesday, October 9, 2013
フランス、ストラスブール

欧州議会は今日、海の騒音公害を減らす重要な一歩として、水中石油探査のソナーマッピングを環境影響評価(EIA)の対象とすることを決議し、保護活動家もこの決定を歓迎しています。

EIAの法案(2012/0297 COD)を見直す中で欧州議会は今日、「鉱物の調査と探査」をEIAを要する活動として追加することを決めました。「欧州の海で石油会社が次々とソナー探査を実施して海洋生物に大きな脅威をもたらす中、これは明るいニュースとなりました」と国際的な保護団体のオーシャンケア、NRDCおよびIFAWの専門家は話します。

この2週間だけで、過度の水中騒音がクジラやイルカ、貝類までも含む海洋生物に与える有害な影響について書かれた科学論文が2件出版されました。論文を閲覧するには以下をクリックしてください。

Independent review of a 2008 mass stranding in Madagascar

Anthropogenic noise causes body malformations and delays development in marine larvae

保護活動家は海洋環境の騒音公害を減らすために何年も活動を続けてきました。最近ギリシャとクロアチアは、それぞれの水域で大規模な地震調査が実施されることを許可しました。

「石油業界によるロビー活動で強い反対に直面してもその姿勢を崩さなかった勇敢さに拍手を送ります」とオーシャンケア代表のシグリッド・ルーバーは言います。

「水中の探査活動にEIAの義務を課すことは、長年の懸案であった海洋生物の保護をより確かなものにするための重要なステップです。先導する議会に欧州政府も続くことを我々は求めます」とNRDCの海洋哺乳類保護プロジェクトを率いるマイケル・ジャスニーは言います。

IFAWのクジラプログラム部長、パトリック・ラマージはこう付け加えます。「つい先週、独立調査団が大きな海中騒音と2008年にマダガスカルで発生したイルカの大量座礁の関連性を明らかにしたばかりです。IFAWはこの際救助活動に参加し、イルカの大きな苦しみを目の当たりにしました。今日欧州議会は海洋生物を助けるための英断を下しました。」

欧州理事会は今後数週間のうちに、どのような立場をとるかを決定する予定です。

 

IFAW(国際動物福祉基金)について

1969年に設立されたIFAWは助けを必要とする動物を救援する活動を世界中で行っており、40カ国以上でプロジェクトを展開しながら、個々の動物を救助し、動物虐待防止キャンペーンを推進し、野生生物保護と生息地保全を提唱しています。詳しくは www.ifaw.org.をご覧いただくか、FacebookTwitterでフォローしてください。

 

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