ケニアでゾウを救うためのチャリティ・ウォーク

Thursday, February 14, 2013
ケニア、ナイロビ

ゾウを救う活動をしているジム・ニャムは今後2週間にわたり、アフリカのゾウが直面する脅威への関心を高めることを目的とする「エレファント・ウォーク」で、ケニアのモンバサからナイロビへと歩きます。

東アフリカ、特にケニアは違法象牙の主要な供給源や密輸ルートとされています。2013年1月だけでケニアに直接関係した約3.5トンの象牙の押収が報告され、そのうち2トンはモンバサ港で押収されました。

さらに1月上旬、ケニアで最も安全とされるツァボ東国立公園で12頭のゾウの家族すべてが密猟され、象牙を切り取られた状態で発見され、ケニア人はショックを受けました。

「ケニアではゾウの密猟事件が増えており、ケニアが密売人に好まれる密輸ルートになっているのは明らかです」とIFAW東アフリカ地域事務局長のジェームズ・イシチは言います。

「だからこそ、エレファント・ウォークによってジム・ニャムはゾウのヒーローになるとIFAWは考えます。ゾウ保護センターの『象牙はゾウのもの』キャンペーンで、ニャムは非常に過酷な気温の中を歩き、ケニアで最大のゾウの個体群が生息するツァボ公園を通過します。一歩一歩、歩きながらジム・ニャムは人々と接し、普通のケニア人の間でゾウを保護する必要性について関心を高めます」とイシチは言います。

「ゾウへの脅威はケニア人一人ひとりに関係があります。密猟者を捕まえ密輸業者を止めるのは当局だけの責任ではありません。一般の国民が関与できることです。」

東アフリカが違法象牙の取引所であるというイメージが広まり、ゾウやサイの密猟がピークに達した1970年代や1980年代のような密猟最盛期の見通しが高まっています。

違法象牙の大半が向かう先は中国を中心とするアジアです。そこでは投資手段として象牙の価値は急騰し、「白い金」として人々に切望されています。2008年に中国がアフリカ南部の在庫販売で購入した合法的な象牙に限りがあることが、却って需要を急増させ、市場のニーズに応えるために象牙の違法取引とゾウの密猟を助長することにつながりました。IFAWによると、2011年に象牙目的で殺されたゾウの数は25,000から50,000頭と推定されます。

国際動物福祉基金(IFAW - www.ifaw.org)はケニア象フォーラムの一員で、ニャムの取り組みを資金援助しています。ケニア象フォーラムは、ゾウの保全に対する認識を促し、地域密着型のゾウの監視システムの構築を支援することに熱心な科学者、非政府組織、企業などで構成されています。

ニャムは2月9日にモンバサを出発し、うだるような33° C (華氏93度)の気温、焼け付くようなアスファルト、ケニアの主要輸送道路を通って沿岸の港を往復する何千台ものトラックの鼻をつく逆気流に立ち向かい、2月23日にナイロビに到着します。

今回のエレファント・ウォークは、2013年3月3~14日にタイのバンコクで開催される「絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約(CITES)」の第16回締約国会議に先立って行われます。

 

IFAW(国際動物福祉基金)について

1969年に設立されたIFAWは助けを必要とする動物を救援する活動を世界中で行っており、40カ国以上でプロジェクトを展開しながら、個々の動物を救助し、動物虐待防止キャンペーンを推進し、野生生物保護と生息地保全を提唱しています。詳しくは www.ifaw.orgをご覧いただくか、FacebookTwitterでフォローしてください。

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