中国が国内の象牙取引禁止を発表

Friday, September 25, 2015
米マサチューセッツ州ヤーマスポート

習近平中国国家主席とバラク・オバマ米大統領は今日、今なお続く密猟危機からゾウを保護するために両国が迅速に行動するという歴史的な発表を行いました。

共同声明の中で両首脳は「ハンティングトロフィーとしての象牙の輸入の重要かつ時宜を得た制限を含む象牙の輸出入のほぼ完全な禁止」の制定と「象牙の国内商業取引を停止するための重要かつ時宜を得た措置を講じる」ことを約束しました。さらに、両首脳は世界中の多くの種を危険にさらす野生生物の違法取引の急増に歯止めをかけるため、さらに協力することを誓いました。米政府は既に象牙取引の「ほぼ完全な禁止」を約束していますが、今回の公約は中国政府による大きな進歩を示しています。

「習主席は今日、ゾウを救うための闘いに大勝利をもたらしました」と国際動物福祉基金(IFAW)の代表、アゼディーン・ダウンズは言います。

毎年約35,000頭、つまり15分に1頭のゾウが象牙取引のために殺されています。

「今日、中国はゾウを殺すことで利益を得ている人たちをはねつけました」とダウンズは言います。「合法・違法象牙の世界最大の市場での禁止は何万頭ものゾウの命を救います。」

中国の象牙取引禁止は、オバマ大統領による厳格な新しい象牙規制の発表に続くもので、これは世界有数の象牙市場である米国の象牙販売の大幅な削減につながります。

これらの規制はまだ最終的に承認されておらず、9月28日まで一般の意見を受け付けています。規制は州をまたぐほとんどの象牙製品の販売を禁止し、限られた例外を除いて輸出入をさらに制限します。

米国の新規制は、象牙製品の違法取引を繁栄させてきた長年の抜け穴を閉じるための重要な措置です。中国政府が同様の措置を講じて、米国と中国がこうした措置の厳格な施行を約束すれば、毎年何万頭ものゾウを殺している違法取引をなくすための大きな進展となります。「人々の行動を変えることを目指したIFAWのキャンペーンでは、ゾウが象牙目的で殺されて いると消費者に知ってもらうことで象牙の需要を減らし、それによって消費者の態度や購買習慣が変わることで象牙の購買意欲の大幅な削減につながりました」とIFAWのアジア地域支局長、グレース・ゲ・ガブリエルは言います。

「中国の象牙取引禁止は、厳格な施行と違反者に対する意味のある罰則と相まって、象牙消費を非難し、需要削減の取り組みを支援します。」

「私は中国系米国人として、中国と米国という世界の二大国がゾウを保護するための闘いで指導的役割を果たすことを誇りに思います。」

IFAW(国際動物福祉基金)について

1969年に設立されたIFAWは助けを必要とする動物を救援する活動を世界中で行っており、40カ国以上でプロジェクトを展開しながら、個々の動物を救助し、動物虐待防止キャンペーンを推進し、野生生物保護と生息地保全を提唱しています。詳しくは www.ifaw.orgをご覧いただくか、FacebookTwitterでフォローしてください。写真はwww.ifawimages.comでご覧いただけます。

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ケルビン・アリー, IFAW副代表代理、動物福祉・保護プログラム・ディレクター
IFAW副代表代理、動物福祉・保護プログラム・ディレクター
タニア・マックリー・スティール ― 経歴 IFAW英国事務所、グローバル野生生物サイバー犯罪プロジェクトリーダー
IFAW英国事務所、グローバル野生生物サイバー犯罪プロジェクトリーダー