セントローレンス湾の劇的な氷不足はタテゴトアザラシの命取りにも

Tuesday, February 23, 2010
カナダ、グェルフ
セントローレンス湾の氷がほとんど皆無の状態となっていることで、国際動物福祉基金 (IFAW – www.ifaw.org) は警鐘を鳴らしています。

カナダ環境省のデータによると、過去30年間にカナダ東部においてこれほど深刻な氷不足が観測されたのは初めてです。IFAWの専門家は、繁殖地の激減はタテゴトアザラシに致命的な影響を与えると警告を発しています。

「非常に心配しています」とIFAWの上級研究員、シェリル・フィンクは言います。「歴史的に、今週はセントローレンス湾でタテゴトアザラシが子供を産み始める週です。氷がなければ母アザラシの多くは水中で子供を産み落とすことになってしまうでしょう。」  

カナダ環境相のデータによると、2月中のカナダ東部の氷被覆率はこの16年間、平均を下回っています。

「近年私たちが経験してきた、氷が平均以下となる年の増加はショッキングであり、氷の状態が不良な年が何年も続くことがタテゴトアザラシの個体数に及ぼす累積的影響は非常に深刻と言えます。残念ながら、これらの影響が政府の個体数調査に表れる頃には、手遅れとなっている可能性があります」とフィンクは言います。

「私たちは常々、非人道的で不必要であるという理由からカナダの商業アザラシ猟の中止を呼びかけてきました。しかし、気候変動、繁殖地の喪失、そして赤ちゃんアザラシの早死にによって中止が決まったとしたら、それは祝う理由とはなりません。」

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シェリル・フィンク (IFAWカナダ)
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