フィリピンで火山噴火の兆し、IFAWは動物を避難

Tuesday, December 29, 2009
米マサチューセッツ州ヤーマスポート
日に日に緊張感が高まるマヨン山の噴火にフィリピンの住民たちが備える中、政府は国際動物福祉基金(IFAW)に対し、動物を避難させるための支援を要請しました。現在、火山付近には推定で水牛2,000頭、牛1,000頭、豚5,500頭、家禽類19,000羽、犬4,600頭がおり、直ちに避難が必要な状況です。  

この2週間、標高2,464メートルのマヨン山は噴煙や溶岩を出し続けています。最近では上空約1キロ半の高さまで灰の雲を噴出しており、地質学者は火山から流れ続ける溶岩流、二酸化硫黄の排出、頻発する地震を、噴火の時が迫っている兆しと指摘します。

「アルバイ州のジョー・サルセーダ知事の目標は犠牲者を一人も出さないことで、これを達成するには動物も考慮に入れなくてはいけないと知事は考えています。住民の多くは自分の飼っている動物を置いて逃げることを拒むからです」とIFAWの緊急援助部長、イアン・ロビンソンは言います。「大変な仕事ですが、今すでに火山付近の(3都市、5市町村、35郡を含む)周囲74キロメートル範囲内にいるすべての動物を避難させている最中です。」

火山付近の住民は12月14日から強制避難を始めており、報告によると、45,366人が自宅から退去しています。住民が自宅に戻るのを防ぐため、軍隊は24時間の外出禁止令を発令しています。IFAWの役割は、動物たちが確実に保護施設に収容され、餌を与えられ、適切なケアを受けられるようにすることです。

マニラから南東約500キロの距離にあるマヨン山は過去400年間に40回以上の噴火を繰り返しており、一番最近では2006年に噴火がありました。最も被害の大きかった1841年の噴火は1,200人の犠牲者を出し、近くの町が埋没しました。予測は困難ですが、今度の噴火は1841年のものよりも規模は小さく、800人の犠牲者を出した1991年のピナトゥボ山噴火ほど深刻ではないと専門家は予想しています。火山の現時点での警戒レベルは4です。レベル5は危険な噴火が始まったことを表します。

国際動物福祉基金(IFAW)について
世界有数の動物福祉団体のIFAWは、本部のある米国及び16カ国の事務所を拠点に、動物が商業目的で搾取されることを減らし、野生生物の生息地を護り、窮地に陥った動物を助けることによって、野生動物及び家畜の福祉向上を目標に40カ国以上で活動しています。IFAWは現場と行政の場の両方において野生生物と家畜を保護するための活動を展開しており、動物の虐待防止に対する世間の意識向上を目指すと共に、動物と人間双方を更に幸福にする動物福祉・保護政策を推進しています。詳しくは www.ifaw.org をご覧ください。

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クリス・カッター (IFAW米国)
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Senior Program Advisor
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Brian Sharp, Emergency Relief Officer, Stranding Coordinator
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Dr. Ian Robinson, Director Emergency Relief Programme
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Katie Moore, Manager Marine Mammal Rescue and Research
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Vivek Menon, Director of IFAW partner, Wildlife Trust of India
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