eBay の新年の抱負:絶滅の危機にあるゾウの保護
「IFAWはゾウを保護するためにこの重要な一歩をとった eBay に感謝しています。eBay は象牙取引の全面禁止という基準を打ち立てることによって、各国政府そしてオンライン取引業者の双方に、現代でもっとも重大な野生生物問題の一つであるインターネット取引について彼らの立場を明確にする良い手本を示しています」とIFAWキャンペーン・マネジャーのバーバラ・カートライトは言います。
10月20日に下された eBay の決断は、IFAWの調査報告書「キー殺し:ワールド・ワイド・ウェブ上の違法野生生物取引調査」の公表と時を同じくして発表されました。同報告書は、野生生物のインターネット取引がゾウや他の数々の絶滅危惧種の存続に重大かつ差し迫った脅威をもたらしていることを示しています。
11カ国の183のウェブサイトに掲載された野生生物製品7,000点を追跡した3ヶ月間にわたる調査を経て発表された同報告書は、世界中の野生生物製品のオンライン取引の約3分の2を扱う eBay がこの問題を引き起こしている最大の誘因であると指摘しています。
「今こそ世界最大の陸生哺乳動物の牙のオンライン取引に終止符を打つ絶好のタイミングです」とカートライトは続けます。「アフリカ南部の在庫象牙が販売され、象牙が何トンも合法的に市場に入ってきている今、オンライン市場は違法取引の機が熟しています。ゾウはすでに絶滅危惧種であり、私たちには―そしてゾウには―違法取引がこれ以上広がるのを許す余地はありません。」
象牙製品の需要に応えるために毎年20,000頭以上のゾウがアフリカとアジアで不法に虐殺されています。アフリカのゾウ生息国は限られた資源の中で、彼らにとってもっとも大切な野生生物遺産への攻撃に対抗するために戦っています。
政府機関による限られた例外を除き、象牙の販売は1989年以来違法とされてきました。アフリカゾウとアジアゾウは、米国では「種の保存法」によって、国際的には「絶滅のおそれのある種の国際取引に関する条約(CITES)」通称ワシントン条約の下で保護されています。
「今回の調査結果と eBay のリーダーシップの下で、すべてのインターネット取引業者が野生生物のオンライン取引の全面禁止を制定、施行することによって、彼らが絶滅危惧種に与えてきた影響の責任を取らなくてはいけないことに疑いはありません」とカートライトは言います。
eBay の上級法律顧問、ジャック・クリスティンはこう話します。「eBay は兼ねてから、象牙の売買に関して一連の複雑な法律や条約によって規制される厳しい制約を設けていました。地球規模のオンライン市場という eBay 特有の性質と象牙販売を取り巻く複雑さを背景に、私たちは eBay での象牙売買を禁止する決定を下しました。私たちはIFAWの支援に感謝し、今後も力を合わせて全世界的な禁止の実現に取り組んでいく次第です。IFAW同様、私たちも究極的にはこれが象牙製品のかなりの部分が由来する絶滅危惧種と保護対象種を護る最善の方法と考えます。」