10万キロの備蓄象牙の販売という問題の提案が棚上げに

Friday, December 21, 2012
ベルギー、ブリュッセル

本日の報告によれば、タンザニアは中国と日本に10万キログラム以上の象牙を販売するという物議を醸す提案を撤回することに決めたようです。この提案は3月にタイのバンコクで開催されるCITES(絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約)の次回会議で議論される予定でした。

「タンザニア政府が備蓄象牙を販売する提案の撤回を決定したことを歓迎します」と国際動物福祉基金(IFAW www.ifaw.org)の代表/CEO、アゼディーン・ダウンズは言います。「CITES締約国会議からこの提案が撤回されたので、IFAWはゾウの個体群の生存を脅かす象牙の違法取引防止への協力に専念できます。2011年は象牙の押収が史上最悪の年でしたが、2012年も1000キログラム以上の多数の押収がありました。」

提案撤回の公式な確認はCITESのウェブサイトにまだ掲載されていません。

提案には条約の附属書Ⅰから附属書Ⅱへのダウンリストも含まれていました。これは象牙取引が許可される前に必要となる措置でした。

タンザニアは9月に開催されたアフリカ環境大臣会合で備蓄象牙を販売する提案は提出しないと事前に宣言していましたが、2012年10月4日に提案を提出しました。

2010年にカタールのドーハで開催された前回のCITES CoP(締約国会議)では、タンザニアとザンビアから同様の提案が提出され、多くのゾウ生息国も含めて出席者の間で大きく意見が分かれることがわかりました。

「私達は今、世界的な象牙戦争の最中にいます。チャドとカメルーン当局は何百もの兵士を配備し、マレーシアは先週史上2番目に大量の象牙を押収しました」とIFAWのゾウプログラム部長、ジェイソン・ベルは言います。「今回の提案が撤回され、CITESはゾウや他の絶滅危惧種が全滅する前に取引から保護するために何をすべきかに注意を向けることができます。」

3月のCITES会議では、ホッキョクグマの商業取引停止、フカヒレ採取目的のサメの大量虐殺禁止、サイの保護強化など、他にも多くの提案が残されています。

IFAW(国際動物福祉基金)について

1969年に設立されたIFAWは助けを必要とする動物を救援する活動を世界中で行っており、40カ国以上でプロジェクトを展開しながら、個々の動物を救助し、動物虐待防止キャンペーンを推進し、野生生物保護と生息地保全を提唱しています。詳しくは www.ifaw.orgをご覧いただくか、FacebookTwitterでフォローしてください。

Post a comment

メディア担当の連絡先

アドリアン・ヒール(IFAW EU)
Contact phone:
+32 (0)473.86.34.61
Contact email:

Experts

ピーター・プシェル・ 国際環境条約部長
ピーター・プシェル