米国が世界中の違法象牙の廃棄を呼び掛ける

Tuesday, September 24, 2013
ベルギー、ブリュッセル

米国政府は今日、違法な象牙および押収された象牙のすべての在庫を廃棄するよう、国際社会に呼び掛けました。

米国は、象牙の装飾品には何の価値もないこと、またそれがかつてないほど大量のゾウの虐殺につながっていることの強い象徴として、2013年10月8日に自国の在庫象牙を廃棄します。

「平均すると15分に1頭のゾウが密猟によって命を落としています」と国際動物福祉基金(IFAW‐www.ifaw.org)の北米事務局長、ジェフ・フロッケンは言います。

ゾウを護る闘いに単独で挑むのは不可能です。米国は、世界各国が団結して密猟の危機と野生生物の不法取引に立ち向かうよう呼び掛けています。

米国政府は、オバマ大統領による野生生物の不法取引に対抗するための大統領令を含め、この闘いの中で強いリーダーシップを発揮しています。

米国の在庫には未加工の象牙、彫刻を施された象牙、小ぶりの彫刻品やその他の象牙製品が含まれます。合計5.4トンの在庫象牙はコロラド州デンバーで粉砕されます。

違法な野生生物取引は毎年推定で190億米ドルもの利益を生み出しており、密猟と世界の不安定は関連性があります。その収益は往々にして反逆者と武装集団の資金源と武器購入に充てられます。彼らは象牙、サイの角、その他野生生物の体の一部を手に入れるために、絶滅の危機に瀕する種を虐殺し、何千人もの人間を殺すことを厭いません。

今週、各メディアはナイロビで発生したアルシャバブの襲撃事件を密猟および象牙の密売と関連付けて報じました。アルシャバブの資金の40パーセントは、象牙の購入者や消費者によって支えられていると言われています。

 

IFAWの最新の報告書「クリミナル・ネイチャー: 違法な野生生物取引が世界の安全に及ぼす影響」では、違法取引がゾウやサイなどの動物、さらには人間に及ぼす脅威を綴っています。

 

違法な象牙取引についてさらに詳しく知りたい方は、IFAWのデジタルマガジン「象牙取引のベールをはぐ(Unveiling the Ivory Trade)」をダウンロードしてください。

 

IFAW(国際動物福祉基金)について

IFAWは密猟防止パトロール訓練の支援、インターポールと協力して野生生物取引と闘うための取り締まり強化、消費者の認知度向上キャンペーンを通して象牙の需要を減らすなど、ゾウを護るための活動を展開しています。IFAWは2013年にニューデリーで開かれる歴史的な「E50:50エレファント・コングレス」の開催にあたりインド政府を支援しています。ゾウが生息する50カ国の首相を一同に集め、今後50年の世界のゾウの保護と福祉上のニーズに取り組みます。FacebookやTwitterでフォローしてください。

 

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