英国のIWC改革案合意でクジラ保護に重要な勝利

Wednesday, July 13, 2011
英領ジャージー島、セント・へリア
国際捕鯨委員会 (IWC) の正常化に向けて出された英国の提案が今日、ジャージー島で開催中の第63回年次総会において採択されました。

今後のIWCの信頼性と有効性を確かなものにするために不可欠な処置としてこの提案を支持した国際動物福祉基金 (IFAW www.ifaw.org) は、すべての加盟国から支持を得るために主要な提案をいくつか断念したものの、最終決議案はIWCにとって正しい方向への第一歩であると考えます。

IWCは近年、買収に関する報道で非難を浴びてきました。これを背景に、英国はIWC内の秘密を減らし、タイムリミット寸前の分担金の現金払いを禁止し、統制力を強化し、委員会の決定を会議から14日以内に正しくタイムリーに報告することを目指した提案を提出しました。

IFAWの国際クジラ・プログラム部長、パトリック・ラマージは言います。「IWCに加盟しているすべての国が、IWCの信頼性を守るための緊急措置の必要性を真剣に受け止めたことに励まされました。私たちは、IWCが立ち直って必要な改革を選択することなど無理だという意見を常に退けてきました。」

「今回の規則の変更はささやかなもので、欲を言えばもっと踏み込んだ改革を望んでいましたが、それに向けたこのような最初の一歩を喜んで受け入れたいと思います。これまでこの会議の焦点は手続き上の変更にありましたが、もっとも重要な課題を忘れてはなりません。」

「この地球上の偉大なクジラたちはかつてないほど多くの脅威に直面しています。クジラを護るため、とりわけ残酷な商業捕鯨から護るために、IFAWは全世界的なキャンペーンを続けます。IWCの任務はクジラの保護を推進することで、クジラを殺すことではありません。」

IWCに加盟する89ヵ国の多くはこの2日間、長時間の議論を交わしてきました。その結果、NGOの参加に関する案は英国の最終決議案から外されましたが、意見が分かれた現金払いを禁止する案は残されました。

分担金支払の問題に関しては、現金払いに代わって、認められた政府機関または国家機関の銀行口座からの送金で支払うものとし、別の方法として提案された銀行為替手形は認めない決議案に英国が固執し、早期に意見の一致を得る試みは当初失敗に終わりました。

交渉を重ねた後、支払規則にわずかな修正が加えられました。IWC側で分担金の受領が遅れた国については、銀行送金によって正しく支払いを行ったことが証明できれば、不可抗力の延滞の場合、特別な事情があったとして受領を認められることになりました。その結果、修正パッケージは採択されました。

IFAW英国事務所長のロビー・マースランドは言います。「英国代表団がこの提案をまとめ上げ、確実に成功に導くために払ったすばらしい努力と決断力にIFAWは感謝しています。IWCとクジラのために前進することができたのは、英国代表団とその提案を支持した国々のおかげです。」

クジラは捕鯨に加え、人為的な海洋雑音、漁具や海洋堆積物の絡まり、船の衝突、汚染、気候変動など、数々の脅威と日々闘っています。

IFAW は、捕鯨が残酷で不必要であることから、捕鯨に反対しています。クジラを人道的に殺す方法などありません。また今日では鯨肉の需要が少ないため、解体されたクジラの肉は使われることなく冷凍庫に保存されたままになることが多いのです。IFAWは残酷な捕鯨に代わる産業として、人道的で持続可能な、責任あるホエールウォッチングを奨励しています。

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