ジャージー島でIWC総会開幕、クジラに状況好転のチャンス

Monday, 11 July, 2011
英領ジャージー島、セント・へリア
国際捕鯨委員会 (IWC) は今日、ジャージー島で年次総会の初日を迎えました。今は荒波に揉まれている状態ですが、これから新たに針路を決める機会が与えられることになります。

国際動物福祉基金 (IFAW - www.ifaw.org) はIWCに加盟している89ヵ国の代表団に対し、この組織の効率的な運営と信頼性が保てるように、透明化と説明責任を向上させる方針を採択するよう訴えています。IWCは近年、買収に関する報道で非難を浴びてきました。

クジラがかつてないほど多くの脅威に直面している最中のこの現状は残念なことで、IWCを他の同様の組織の水準まで引き上げ、クジラの保護、特に残酷な商業捕鯨からの保護を強化するには、新しい処置が必要とIFAWは考えています。

クジラは捕鯨に加え、人為的な海洋雑音、漁具や海洋堆積物の絡まり、船の衝突、汚染、気候変動など、数々の脅威と日々闘っています。

英国政府は今年の総会に向けて、透明化と効率化の向上を目指す提案を出しています。

この提案が採択されると、IWC内の秘密が減り、現金のやりとりが禁止され、統制がとれるようになり、委員会の決定が正しくタイムリーに報告されるようになります。

IFAWの国際クジラ・プログラム部長、パトリック・ラマージは言います。「参加国は真剣にIWCを信頼失墜から守ろうとしているか、またはそれほど真剣ではないかのどちらかです。今回の提案のような穏健な規制の変更に反対する正当な理由など、どの国にもありません。IWCが立ち直って必要な改革を採択することなど無理だという考え方を、私たちは認めるつもりはありません。」

他の議題としては、日本が今も行っている沿岸捕鯨についてIWCの承認を得て合法化する狙いで提案を行うことを示唆しています。

IFAW は、捕鯨が残酷で不必要であることから、捕鯨に反対しています。クジラを人道的に殺す方法などありません。また今日では鯨肉の需要が少ないため、解体されたクジラの肉は使われることなく冷凍庫に保存されたままになることが多いのです。IFAWは残酷な捕鯨に代わる産業として、人道的で持続可能な、責任あるホエールウォッチングを推進しています。

「この地球の偉大なクジラはかつてないほど多くの脅威に直面していますが、そのうちの1つは簡単に解決できます。商業捕鯨をなくせば良いのです。21世紀のIWCの任務とはクジラの保護を推進することで、クジラを殺すことではありません。」

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