アイスランド、有害で賢明でない捕鯨政策の見直しを迫られる

Wednesday, February 18, 2009
英ロンドン
国際動物福祉基金(IFAW)はアイスランドに対し、物議を醸しているその最新の捕鯨政策は、絶滅危惧種を含む約250頭のクジラを残虐に、そして不必要に捕殺することにつながり、国の国際的な評価を傷つけかねないとして、見直しを求めています。

辞任するエイナル・K・グズフィンソン漁業・農業相は先日、今後5年間の商業捕鯨の年間捕獲枠として、絶滅危惧種のナガスクジラを最大150頭、ミンククジラを最大100頭に設定しましたが、新漁業・農業相スタイングリムル・J・シグフースソンは今日、この捕獲枠を5年ではなく1年間有効にすると発表しました。アイスランドではミンククジラの国内販路は限られており、ナガスクジラについては国内に販路がありません。

IFAWは、捕鯨は残虐で不必要で持続可能でないとして、捕鯨に反対しています。アイスランド国内で行われた世論調査及び経済調査では、鯨肉の需要がほとんどないことが明らかになりました。一方、アイスランド最大の観光の目玉、責任あるホエールウォッチングは、人道的で利益も高い代替産業となります。

アイスランドが2006年に最後にナガスクジラを商業目的で捕獲した際には、多数の国々から抗議を受け、世界中の非難を浴びました。

IFAW英国事務所長のロビー・マースランドは言います。「アイスランドがこれほど多くのクジラを、しかもアイスランドでは伝統的に食べる習慣のない絶滅危惧種のナガスクジラまでも捕獲する計画を推し進めようとすることに対し、我々は非常に大きな悲しみと失望を感じています。これは保護に逆行する動きです。」

「グズフィンソン氏が捕獲枠の拡大を最初に発表した時、崩壊する政権の愚かしい最後のあがきだと我々はやり過ごしました。アイスランドの人々が経済を建て直し、自然資源を護ろうとしている時に、捕鯨は潜在的に悪影響を及ぼすということを、新しい漁業農業相が認識してくれることを願っていました。」

IFAWは近年、アイスランドのホエールウォッチング業者と密接に協力し合っています。その中で、責任あるホエールウォッチングは、捕鯨の残虐な行為を回避しながら、沿岸の地域社会に何百万ポンドもの収入をもたらしており、捕鯨よりもはるかに持続可能な産業であることが立証されています。

マースランドは更に言います。「IFAWは動物の福祉と保護の観点から、商業捕鯨に反対しています。絶滅が危惧される種は、過去の大規模な商業捕鯨から一度も立ち直っていません。また、生きているクジラは死んだクジラよりもはるかに価値の高い資源です。アイスランド政府に今すぐ捕鯨を中止することを要請します。」

Press Contact

ジェイク・レヴェンソン (IFAW本部)
Contact Phone:
+1(508) 744-2235
Contact Email:

Experts

Isabel McCrea, Regional Director, IFAW Oceania
Oceania Regional Director
IFAW Japan Representative
IFAW Japan Representative
Patrick Ramage Whale Programme Director
Whale Programme Director