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ニタリクジラ

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IFAWの活動について

分類
学名
Balaenoptera edeni
哺乳網
亜網
クジラ目
ナガスクジラ科
ナガスクジラ属
ニタリクジラ
世界の個体群
Bryde's whale distribution
容貌と生態
容貌
ニタリクジラはナガスクジラ科に属す鯨鬚のあるクジラです。ナガスクジラ、ミンククジラ、シロナガスクジラ、イワシクジラ、ザトウクジラ等のナガスクジラ科の喉や胸には畝(隆起)があるので、口が水でいっぱいになると、それが口を広げてくれます。ナガスクジラは英語で "rorqual" とも言いますが、これはノルウェー語の "ror"(管)と "hval"(鯨)から来ているとも言われています。喉の畝がひだのある管を連想させるからです。

ニタリクジラは英語で "Bryde's whale"(ブルーダのクジラ)と言いますが、これは南アフリカのノルウェー領事だったヨハン・ブルーダにちなんで名づけられました。彼は1900年代初期、南アフリカで初めてのクジラ工場をつくる手助けをした人です。

現在ニタリクジラに分類されるクジラには複数の種が含まれていると考えられていますが、実際いくつの種が含まれているかはまだわかっていません。同じ科のミンククジラ、イワシクジラ、ナガスクジラやシロナガスクジラと同様、ニタリクジラもすらりとしていて、頭は幅広で平らです。

ニタリクジラはナガスクジラの中で2番目に小さく、体長は12.5~14メートル、体重は29トンまで成長します。雌の方が雄よりわずかに大きくなります。ニタリクジラには噴気孔が2つ、その噴気孔からくちばしまで平行して伸びる畝が3本あります。

体色は通常、ダークグレーかブルーグレーです。頭と背びれの間の体色がまわりより薄いグレーになっていたり、ひれから尾びれにかけて脇に薄い帯状の模様があったりします。腹と顎も色が薄くなっています。皮にはキズやまだら模様があったりします。喉元の畝は黄色がかっていて、へそ周辺まで伸びています。

ひれは短く、幅広の尾びれにはV字形の切れ込みが入っています。ニタリクジラの背びれは尾びれに向かって3分の2ほどのところにあり、高さがあって鎌形です。

ヒゲクジラすべてがそうであるように、ニタリクジラにも歯がありません。250~410本の鯨鬚(長さ約15センチ、幅約20センチ)があり、口の先端にある隙間で左右に分かれていることもあります。ほとんどのヒゲクジラの体色は黒か濃い灰色ですが、口の先端部周辺がクリーム色になっていることもあります。

生態
ニタリクジラは熱帯及び亜熱帯の海に広く分布していますが、その分布及び移動パターンについてはあまりよく知られていません。別種の、より小さなピグミー種は熱帯の西太平洋や東南アジアに棲んでいます。

ニタリクジラは一年中繁殖していると考えられていて、体重900キロ、体長4メートルの子を1頭産みます。性的成熟は8~10歳の間と考えられています。この種のクジラは餌を食べるとき、大量の水と餌(オキアミ等の魚の群れ)を一口で口に入れ、それから鯨鬚をフィルターに使って鯨鬚の間から海水を外に押し出して残った餌を飲み込みます。単独あるいはペアで食べることが多いのですが、餌場では10~20頭の集団をつくることもあります。ニタリクジラが尾びれを水面から上に出すことはあまりありません。潮吹きは高くて細いときもありますが、水中で息を吐くこともできるので潮吹きなしで(あるいは少しで)水面に出ることもできます。ニタリクジラはボートに近づくこともあります

ニタリクジラの個体数については、国際捕鯨委員会(IWC)に容認された推定数はありません。

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種の現状
現状
ニタリクジラは国際自然保護連合(IUCN)の「情報不足」に掲載されています。ワシントン条約(CITES)の付属書Iにも掲載されています。

種に対する脅威
イワシクジラとニタリクジラは1972年まで捕獲の統計表に合わせて掲載されていたので、この種の捕鯨の歴史を区別して考えるのは困難です。しかしほとんどの商業捕鯨は西太平洋で行われ、1946~1983年の間に15,076頭陸揚げしたことは明らかです。1973~1981年の間には2,873頭のニタリクジラが東太平洋から陸揚げされました。加えて、1968~1972年の間に東太平洋では2,304頭のイワシクジラかニタリクジラが陸揚げされました。

日本は2000年に東太平洋におけるニタリクジラの捕鯨を再開し、その年は43頭、2001年には50頭捕獲しました。ニタリクジラの捕鯨は、1986年に国際捕鯨委員会(IWC)が商用捕鯨を中止して以来、認められていませんが、これは日本の「調査」捕鯨の一環として特別に許可されたものです。ニタリクジラは漁網などに引っかかってしまう他、船と衝突することもあります。増加する騒音及び化学物質による汚染も懸念されています。

国際取引
ワシントン条約(CITES)の付属書Iに掲載されているため、国際取引は禁止されています。

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著者と出典
著者
著者プロフィール
出典
Anonymous. 1999. Bryde’s whale.

CITES. 2001. Balaenoptera edeni. http://www.cites.org

Discovering Whales. The Bryde’s whale. http://whales.magna.com.au/DISCOVER/BRYDES/brydesg.html

IFAW. 2001. Whale kills since 1990. http://www.stopwhalingnow.com.

IUCN. 2001. The 2000 IUCN Red List of Threatened Species. http://www.redlist.org

Jefferson, T.A., S. Leatherwood and M.A. Webber. 1993. Marine mammals of the world. FAO Species Identification Guide. UNEP, Rome. 320pp.

Mammals of Texas. 1997. Bryde’s whale. http://www.nsrl.ttu.edu/tmot1/balaeden.htm 

Southwest Fisheries Science Center. http://swfsc.ucsd.edu/sars/Brydes_w.htm

IWC. 2001. Journal of Cetacean Research and Management 3 (Suppl.):364.

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