IFAWの活動について
分類
世界の個体群
容貌と生態
容貌サイには5種あります:シロ(Ceratotherium simum)、クロ(Diceros bicornis)、スマトラ(Dicerorhinus sumatrensis)、インド(Rhinoceros unicornis)、そしてジャワ(Dicerorhinus sondaicus)です。
アフリカのシロサイとクロサイ、そしてスマトラサイも、縦に並んだ角が2本あります。インドサイとジャワサイには1本しかありません。
シロサイは5種の中で最も大きく、体重は1,800~2,700キロで、肩高は1.5~1.8メートルです。陸棲哺乳動物の中でこれより大きいのはアフリカゾウとアジアゾウだけです。
シロサイの雄は雌より大きく、出生時の体重は65キロほどです。シロサイの方がクロサイより頭蓋骨が長く、額の特徴がそれほど顕著でなく、肩が盛り上がっています。シロサイは「四角い唇のサイ」とも呼ばれますが、それはその上唇が幅広で四角く、平べったいからで、その唇を使って草を食べます。前の角の方が後ろより大きく、長さは平均で60~150センチです。
シロサイは実は白くはなくてクロサイと同じく灰色から茶色を帯びた灰色です。「シロ」というのはアフリカーンス語の「幅広」(幅広の口のこと)が誤訳されたのではないかと思われます。シロサイは他のサイ種と同様、視力は悪いのですが聴覚はすぐれていて、鋭い嗅覚を頼りにしています。 生態 シロサイはアフリカ南部と中部の長茎及び短茎草本のサバンナや林地に棲んでいて、比較的平らな平地、隠れ場になるような茂み、食べるための草、そして飲んだり体に塗りたくるための泥のもとになる水を必要とします。
シロサイには門歯も犬歯もなく、平べったい唇で草原の草木を食べて回ります。
シロサイには2種の明らかに遺伝子が異なる亜種があります:キタシロサイ(C.s. cottoni)とミナミシロサイ(C.s. simum)です。
1900年代、キタシロサイの生息地は多くのアフリカ諸国にまたがり、ミナミシロサイより数多くいました。今日、キタシロサイはコンゴ民主共和国(DRC)のガランバ国立公園にしかいません。1997年の最新調査では、個体数は推定25頭しかいませんでした。
その昔、ミナミシロサイはアンゴラ南東部、モザンビーク中部と南部、ジンバブエ、ボツワナ、ナミビア東部、そして南アフリカ北部と東部を歩き回っていました。一時は絶滅したと考えられていましたが、1895年に南アフリカのナタールで生き残っていた個体群が見つかりました。
今日、このサイは主に南アフリカの保護区や私有の大牧場、特にナタールのシュルシュルーエ/ウンフォロージ動物保護区にいます。また小個体群がボツワナ、ナミビア、スワジランド、ジンバブエとモザンビークに再導入されました。ザンビアやケニアに導入されたサイもいます。シロサイのケニアへの導入は1970年代初めに南アフリカの20頭を移入したことから始まりました。今日、この個体群は約170頭と推定され、2箇所の国立公園にいる50頭以外はすべて私有のサンクチュアリにいます。2001年、ミナミシロサイの総個体数は11,600頭と推定されました。1997年には、離散した248頭のシロサイしか確認されていませんでした。
成長したシロサイの雌の初産は6~7歳で、妊娠期間は約16ヶ月です。2~4年ごとに1頭の子を産みます。雄が性的に成熟するのは10~12歳です。シロサイの子は産まれてからたったの3日で母親の後を追って歩けるようになり、母親の前で走り回っている姿もよく見られます。1歳くらいで乳離れしますが、3ヵ月で草をかじり始めることもあります。
シロサイには複雑な社会構造があり、最高で14頭ほどで一時的に一緒に暮らすこともあります。母と子のそれより小さな集団もよく見られます。
雄は雌より小さな縄張りを持ち、従属する雄や成長した雌はこの縄張り内を自由に歩き回ることができます。、リーダーの雄は交尾を受け入れてくれる雌が離れて行こうとするのを阻止しようとします。交尾期の雄と雌は20日間くらいまでは一緒にいることもあります。
種の現状
現状キタシロサイは国際自然保護連合(IUCN)の「絶滅危惧IA類)に掲載されています。ミナミシロサイは「低リスク:保護区に依存)に掲載されています。
両亜種ともサイの分布域に入る各国の野生生物保護法にも護られています。
種に対する脅威
シロサイもクロサイと同じような運命に翻弄され、狩猟や密猟、そして生息地が失われていくことで、その数も減ってしまいました。
シロサイの角はイエメンの男性のステータスシンボルとして、儀式的な短剣の柄に使われています。また、特に角を漢方薬に利用する中国や台湾、韓国などのアジア諸国にも違法に売られています。
密猟対策もとられてきましたが、費用がかかるばかりであまり効果がないこともあります。サイを護る手段としては、保護活動に地元の村人たちを巻き込む、ガードを増やす、サイをより安全な地域に移す等あります。内戦も貧困や腐敗と同様に保護への大きな障害となります。
国際取引
ワシントン条約(CITES)の付属書Iに掲載されているため、国際取引は禁止されています。
著者と出典
|











