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分類
世界の個体群
容貌と生態
容貌成長したマウンテンゴリラは体が黒く、毛は比較的長くて絹のようにやわらかです。雄は成熟すると銀白色の鞍形の斑紋が背に生え、臀部や大腿部へと広がっていきます。このような雄は「シルバーバック」と呼ばれます。シルバーバックの雄の体重は200キロを超えることもあり、立つと1.7~1.8メートルほどになります。雌はそれより小さく、体重は多くて100キロです。両手を広げると約234センチになります。
生態
マウンテンゴリラはアフリカ中部の山地の多雨林に棲んでいます。ルワンダとウガンダそしてコンゴ民主共和国(DRC/元ザイール)の国境に沿って延びるヴィルンガ山地の死火山に約320頭が生息しています。
大半のゴリラはコンゴ(DRC)のヴィルンガ国立公園とルワンダのヴォルカン国立公園の中を歩き回っています。ウガンダのムガヒンガ国立公園にも少数います。コンゴ(DRC)との国境にあるウガンダ南西部のブウィンディ国立公園には約292頭のマウンテンゴリラが棲んでいます。
ゴリラは上半身の体重を手の関節で受けながら両手をついて歩きます。後ろ足だけで立つことは、胸を叩いて見せるとき以外、あまりありません。
他のゴリラ類と同様、マウンテンゴリラも5~30頭の家族集団で暮らし、移動します。普通、マウンテンゴリラの社会的単位はリーダーのシルバーバック1頭、まだ背の黒い亜成体の雄1~2頭、成長した雌数頭、そして多くて10頭ほどの子ゴリラたちです。集団内は通常は平和です。シルバーバックだけが雌と交尾します。若いシルバーバック(11~13歳)はリーダー格のシルバーバックに嫌がられるようになると集団を離れ、他の集団の雌を誘い出して自分自身の家族集団をつくるようになるまでは単独で暮らすこともあります。
雌が性的に成熟するのは7~8歳で、数年後に最初の子を産みます。雄は通常は早くても15歳までは交尾しません。妊娠期間は約258日で、雌は普通、3年半から4年半ごとに1頭の子を産みます。2歳で乳離れしますが、次の子が産まれるまで乳を吸う子もいます。産まれた子は約4ヶ月になるまで母親の胸の長い毛をつかんで逆さまに抱きついていますが、その後は背に乗るようになります。
マウンテンゴリラの行動圏は5~30平方キロで、その中で茎、若枝、フルーツ、樹皮、竹、セキショウモ、そしてアリやカタツムリ、ナメクジを食べています。マウンテンゴリラは主に地面の上で暮らしていますが、自分の体重を支えることのできる木があればその上で食べたり巣をつくったりもします。
マウンテンゴリラの総個体数は647頭と推定されています。ゴリラは野生では35歳くらいまで生きることがあります。
種の現状
現状マウンテンゴリラは国際自然保護連合(IUCN)の「絶滅危惧IA類」に、そしてワシントン条約(CITES)の付属書Iに掲載されています。また、マウンテンゴリラは自然及び資源の保護についてのアフリカ会議(1969年)の「Aクラス」にも掲載されています。
種に対する脅威
マウンテンゴリラは生活のためあるいは商業目的の伐採による生息地の侵食によって脅威にさらされています。伐採は森林を開放し、狩猟肉を狙った密猟者に動物への容易なアクセスを提供してしまいます。これは今では生息地の侵食や環境の悪化より大きな脅威になってきました。
若いゴリラは動物園や研究施設に売るためにも捕獲されています。1990年代のルワンダやコンゴ(DRC)の内戦もゴリラの死や生息地の侵食につながりました。大勢の難民がヴィルンガ国立公園との境目にあるキャンプに逃れましたが、それにより統制されていない薪集めと公園内での密猟が増えました。
残っているゴリラを保護するために、公園のまわりに分離帯を設置し、公園内を適正に管理することが今すぐ必要とされています。マウンテンゴリラのいる国々が協力し合うことも求められています。
野生生物の管理者を雇うための資金の不足と多くの地域が近づきにくいことで、法を守らせることはほとんど不可能です。
ゴリラはよく他の動物のために仕掛けられた違法なトラップやわなにかかって傷ついたり殺されたりします。人間に馴れているマウンテンゴリラの集団を見るための管理された観光は国立公園やゴリラ保護活動にとってとても必要な収入を提供してくれます。内乱があるのでルワンダへの訪問は現在はおすすめできませんが、ウガンダやコンゴ(DRC)からもゴリラ集団へのアクセスは安全です。
国際取引
ワシントン条約(CITES)の付属書Iに掲載されているので国際取引は禁止されています。
著者と出典
出典CITES. 2001. Western lowland gorilla. http://www.cites.org.
Dian Fossey Gorilla Fund. 2001. Gorilla facts. http://www.gorillas.org.
IUCN. 2001. The 2000 IUCN Red List of Threatened Species. http://www.redlist.org.
Knight, T. 2001. Gorilla natural history. Gorillas Online. http://staff.washington.edu/timk/gorillas/info/nh.html.
WCMC and WWF. 2001. Gorillas. http://www.panda.org.











