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分類
世界の個体群
容貌と生態
容貌英語の "porpoise" と "dolphin" はどちらも「イルカ」と訳されることが多いようですが、"porpoise"(ネズミイルカ科:ネズミイルカ)と "dolphin"(マイルカ科:イルカ)には数々の違いがあります。まず、ネズミイルカの方が小さく、体長が2メートルを過ぎることはあまりありません。また、イルカよりがっしりしていて、背びれはより小さく、より三角形で、イルカのような「くちばし」がありません。
コガシラネズミイルカはその名のとおりネズミイルカで、コチートあるいはカリフォルニア湾ネズミイルカとしても知られています。1958年に初めて科学者に記述されたこの種についてはあまりよく知られておらず、それ以降、生きているコガシラネズミイルカを見たのは一握りの科学者だけで、今ある情報もたった50人から集めたデータをもとにしたものです。
他のネズミイルカのように、コガシラネズミイルカもがっしりしていて、頭は丸く、くちばしはありません。背は灰色系で、白いお腹に向かって徐々に白くなっていきます。目の縁が黒く、唇には斑点があり、前びれには筋が入っていて、高い背びれと大きくて尖った前びれを持っています。子供の方が大人より黒っぽくなる傾向があります。 成長したコガシラネズミイルカは1.5メートル近くになることもあり、雄より雌の方が大きいのではないかと考えられています。
生態
ほとんどのネズミイルカ類は臆病で、マイルカ類のように水面で飛び跳ねたりしませんが、コガシラネズミイルカも例外ではありません。メキシコのカリフォルニア湾北部の沿岸にしか生息していないので、クジラ目の海洋動物の中では最も狭い領域で暮らしていることになります。雌は毎年3月の末から4月の初めに子を産むと考えられています。成長したコガシラネズミイルカは主に硬骨類の魚を食べ、イカを消費することもあります。
1997年の最新の調査では個体数を567頭と推定しています。(177~1,073頭の95パーセント信頼区間)
種の現状
現状コガシラネズミイルカは米国の絶滅危惧種保護法(ESA)の「絶滅危惧種」に、そして国際自然保護連合(IUCN)の「絶滅危惧IA類」に掲載されています。また、ワシントン条約(CITES)の付属書Iにも掲載されています。
種に対する脅威
コガシラネズミイルカは世界で最も絶滅が危惧されているネズミイルカ類で、絶滅する危機に瀕しています。トトアバ、スズキ、エイやサメ用の漁網にかかって毎年少なくとも30~40頭が殺されています。エビのトロール網にかかって死ぬコガシラネズミイルカも毎年います。
国際取引
ワシントン条約(CITES)の付属書Iに掲載されているため、国際取引は禁止されています。
著者と出典
著者著者プロフィール
出典
CITES. 2001. Phocoena sinus. http://www.cites.org
IMMA. 2001. Vaquita. www.phocoena.org
IUCN. 2001. The 2000 IUCN Red List of Threatened Species — Phocoena sinus. http://www.redlist.org
Jefferson, T.A., S. Leatherwood and M.A. Webber. 1993. Marine Mammals of the World. FAO Species Identification Guide. United Nations Environment Programme. Rome.
Leatherwood, S and R.R. Reeves. 1983. The Sierra Club Handbook of Whales and Dolphins. Sierra Club Books, San Francisco. 302pp.
Read, A. 1999. Porpoises. WorldLife Library. Voyageur Press. 72pp.
Vidal, O. et al. 1999. Vaquita. In S.H. Ridgeway & R. Harrison [eds.], Handbook of Marine Mammals, Volume 6: The Second Book of Dolphins and Porpoises. Academic Press. San Diego.












