IFAWの活動について
分類
世界の個体群
容貌と生態
容貌アフリカンペンギンはジャッカスペンギンとも呼ばれる、中サイズのペンギンです。立ったときの体長が約45センチで、全長は約60センチです。成熟した雄の体重は平均3.6キロで、雌の体重の平均は3.1キロです。自然環境では雄と雌は見分けがつかない事が多く、小さな雄は大きな雌よりも小さいこともあります。
ほかのペンギンと同じように、アフリカンペンギンは、短く太い首、流線型の体、くさび形の尻尾、そしてひれのように見える羽を持っています。背中と羽の色は黒く、胸には黒の帯があり、頬の部分も黒くなっています。くちばしは黒く、白色の帯があります。腹部一帯は白く、黒の斑点が見られ、水かき状の足と爪も黒くなっています。速く泳ぐことの出来るアフリカペンギンは、縄張りを争う雄がロバのような鳴き声であることから「ジャッカス:ロバ」とあだ名がついています。
生態
アフリカンペンギンは南アフリカ共和国とナミビア共和国に見られる固有種です。南アフリカのトランスカイからナミビア北部に渡って分布しており、バード島、アルゴア湾からナミビアのホラムズ・バード島で密集したコロニーを形成して繁殖します。
アフリカンペンギンは、通常は毎年同じパートナーと同じ繁殖地に戻って来ます。アフリカンペンギンは地面の上に巣を作るため、外敵のいない繁殖地が必要なので、孤島や本土でもその地域が限られてしまいます。巣穴は張り出した石や茂みの下、もしくは開けた場所の砂の上に作られます。かつては海鳥の分が堆積してできた地表の上に営巣していましたが、ほとんどのこうした部分は19世紀中に堆肥として人間に持ち去られてしまい、繁殖地の破壊を引き起こしています。
繁殖期は1月に始まり、通常は各つがいが3、4日の間隔で計2つの卵を産みます。2つの卵は雄と雌の両方に38日間暖められて孵化します。片方の親がアンチョビ、ピルチャード、アジ、ウルメイワシなどの餌を採りに出かけている間、もう片方の親が巣と卵を守ります。生まれたばかりのペンギンは灰色がかった茶色の産毛で覆われており、親が消化して吐き戻した食糧を食べて育ちますが、2匹の子鳥を育てるには餌の量が不十分なため、通常は最初に孵化した子ペンギンのみが生き残ります。生き残った子ペンギンは、親鳥の餌を採る熟練度にもよりますが、だいたい80日から130日の間で巣立ちします。
アフリカンペンギンは繁殖地で毛が生え変わります。保温性に優れた毛が抜け、新たに生え変わるまでの間、ペンギンは体温を守ることが難しくなります。そのため生え変わりの間、21日間はアフリカンペンギンは海に入って泳いだり、餌を採ることができません。この準備のために、アフリカンペンギンは生え変わりの約5週間前からたくさんの餌を食べて、脂肪を蓄えます。
アフリカンペンギンの個体数は、1930年には少なくとも120万頭いたものが、1978年には10万頭に減り、その数は更に減り続けています
種の現状
現状地域的な保護活動では、繁殖地への進入許可制度、野生のネコの駆除、オットセイのアフリカンペンギン繁殖地域からの隔離などがあります。
また、South African National Foundation for the Conservation of Coastal Birds (SANCCOB)によって、油で汚れてしまった海鳥の洗浄とリハビリが行われています。
アフリカンジャッカスペンギンは国際自然保護連合(IUCN)の「絶滅危惧II類」に指定されています。急激な個体数の減少はこれからも続くことが予想され、70年以内に絶滅してしまうかもしれません。アフリカンペンギンはワシントン条約(CITES)の「付属書II」にも掲載されています。
種に対する脅威
歴史的に、人間の食料としてアフリカンペンギンの卵が採取されたことが種の維持にとって最大の脅威でした。1967年に人間による卵の採取は中止され、今では違法行為となっていますが、卵の採取は今日でも小規模に継続しています。現在は、タンカーのオイル漏れ事故とタンカーの船底の清掃からの海洋汚染が最も深刻な脅威となっています。アフリカンペンギンはその他にも、繁殖地の破壊、オットセイなど他種との繁殖場所の奪い合い、主に人間による繁殖個体への妨害、レパードやイヌなど外敵による妨害、漁業による餌の減少などさまざまな問題に直面しています。ある種の漁業では、今でもペンギンを餌として使うために捕獲しています。
国際取引
合法的な取引なし。
著者と出典
出典CITES. 2001. African penguin. http://www.cites.org.
Enchanted Learning.com. 2001. Jackass penguin. http://www.zoomschool.com.
IUCN. 2001. The 2000 IUCN Red List of Threatened Species—Spheniscus demersus. http://www.redlist.org.
Payne, A.I.L. and R.J.M. Crawford. 1989. Oceans of life off southern Africa. Claeberg Publishers, Cape Town. 380pp.
UWC Enviro Facts. 2001. Jackass penguin. http://www.botany.uwc.ac.za.












