分類
世界の個体群
容貌と生態
容貌シャチはマイルカ科の中で最も大きく、がっしりしていて、尖っていない頭と短いくちばしがあります。その目立つ色合いのおかげで自然の中で他の種と間違えられることはあまりありません。シャチは真っ黒で、目の後ろと上が白くなっています。下顎と喉も白で、その白は腹へと更には性器周辺へと伸びています。尾びれの下側も白で、腹から背びれの後ろへも白い部分が伸びています。灰色の鞍形の模様が背びれの後ろにありますが、この形は個体によって異なります。 成長した特に雄の高い背びれは1.8メートルにもなることがあります。体長は雄が大きくて8.5メートル、雌は6.7メートルです。
生態
シャチはクジラの中でも最もコスモポリタンな方で、熱帯の海から北極の海まで分布しています。非常に社交的で、群れの仲間とは強いつながりを持続します。群れは広範な血縁集団で、2つ以上の群れが交尾のため短期的に一緒になることもあります。世界中のシャチの個体群はそれぞれの生息域の特殊な環境に適応しているように思えます。群れの動きには捕食しようとする餌を追う傾向があり、その餌は場所によって異なりますが、サバヒー、ヒゲクジラ、ペンギンやアザラシなどです。
種の現状
現状カナダでは、絶滅危惧野生生物現状調査委員会(COSEWIC)に絶滅のおそれがあるとされ、連邦政府の新しい絶滅危惧種法(SARA)で保護されています。他の個体群も各国特定の法で護られているかもしれません。
種に対する脅威
世界規模で見るとシャチは絶滅の危機にありませんが、場所によっては激減した個体群もあります。カナダのバンクーバーや米国のワシントン州の沿岸にいる定住あるいは移動中の個体群は、科学者たちがシャチの個体数を把握する前に、水族館用に生きたまま捕獲され続けたため激減しました。今日、これらの個体群には数百頭しかおらず、環境汚染、船舶の交通、あるいは獲物の減少等の脅威にさらされています。シャチは人気があるので、ホエールウォッチングが盛んに行われることで、好きな生息域から追い出されるのではないかと懸念されています。また、捕食者を追い払うために鮭のケージにつけられた音の出る装置も、シャチを好ましい生息域から追い出し、そのことで彼らの採食に影響を及ぼすのではないかと考えられています。日本、インドネシア、グリーンランド、西インド諸島に捕獲されたシャチもいます。
国際取引
シャチはワシントン条約(CITES)の付属書IIに掲載されています。これはシャチ(あるいはシャチのパーツ)の国際取引を、適正な許可がない限り禁止するものです。
著者と出典
SourcesCOSEWIC. 2001. http://www.cosewic.gc.ca/
Environment Canada. 1999. http://www.speciesatrisk.gc.ca.
International Marine Mammal Association. 2001. http://www.phocoena.org.
IUCN. 2001. The 2000 IUCN Red List of Threatened Species. http://www.redlist.org.
WDCS. 2001. http://www.wdcs.org/












