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ホッキョクグマ

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IFAWの活動について

分類
学名
Ursus (Thalarctos) maritimus
哺乳網
亜網
食肉目
クマ科
ホッキョクグマ属
maritimus
世界の個体群
Polar bear population map
容貌と生態
容貌
ホッキョクグマはクマ科の中で最も大きく、その白い毛皮で簡単にわかります。他種のクマより首が比較的長く、頭も小さく、体つきはがっしりしていて、ハイイログマ(ヒグマ)のように目立つ肩の盛り上がりがありません。鼻も唇も皮膚も黒く、非常に大きな前足で水をかきます。泳いでいる時、後ろ足は浮いているだけです。

ホッキョクグマは海氷上の生活にとてもうまく順応しています。半透明の外皮には濃い下毛とそれを保護する防水の粗毛が生えていて、(体温の損失を最小限にするために)耳は小さく、氷の上で足を滑りづらくする肉球が足の裏にあります。

成長した雄の身長は2.5~3.0メートルで、体重は250~600キロ。800キロにもなる熊もいます。成長した雌は雄より小さく、身長は1.8~2.5メートル、体重は100~300キロ。小熊の出生時の体重は約600グラムで身長は30センチほどです。生息地によって大きさが異なり、最も大きいのはロシアのチュクチ海に棲むホッキョクグマです。

生態
ホッキョクグマは、グリーンランド、ノルウェー、ロシア、カナダ、そしてアラスカ北部と北西部にわたる北極の周囲に毎年できる広大で浮動的な流氷に途切れ途切れに分布しています。北極海域の主要部には6つの明らかに別々な個体群がいます:ヴランゲリ島とアラスカ西部(チュクチ海個体群)、アラスカ北部とカナダ北西部(ボーフォート海個体群)、カナダの北極諸島、グリーンランド、スピッツベルゲン/フランツ・ヨシフ諸島、そしてシベリア中部です。

カナダの北極諸島、ジェームス湾とハドソン湾には副次集団がいます。一年中ホッキョクグマを見つけることができる最南端の場所はカナダのジェームス湾ですが、流氷に乗ってニューファンドランドやベーリング海まで南に行くこともあります。そして夏に後退する流氷と共に北へと移動します。

ホッキョクグマは大量の流氷があるような地域へは滅多に行きません。そのようなところにはあまり食べ物がないからです。夏の終わりには氷が完全に溶けるハドソン湾のような場所では、氷結期にアザラシが戻ってくるまで陸地にいます。雄は沿岸に残る傾向がある一方で、小熊のいる雌やまだ成長しきっていないホッキョクグマはより内陸に 行きます。ホッキョクグマには遊動性があり、長距離を移動することも時折ありますが、標識をつけて行った研究ではほとんど同じ地域にとどまる傾向があることを示しています。広大な行動圏は他のホッキョクグマと重なりますが、縄張りを守るようなことはしません。ホッキョクグマは小熊を連れた雌や交尾期以外は単独で行動します。カナダの一部では海が氷結しない季節に、食料のあるところや陸地に数頭が集まることがあります。

雌は4~6歳の間に性的に成熟し、3~4年ごとに出産します。雄は3歳くらいで性的に成熟しますが、交尾できるようになるのは6歳以降です。 交尾するのは3月の末から5月の初めで、氷上で行われます。受精卵の着床は9月か10月初旬と遅い(受精卵は子宮の壁に着床する前に一定の間、子宮の中を浮遊する)ため、小熊は11月の末から1月の初めに、出産用につくられた吹き溜まりの雪穴の中で生まれます。

普通は2頭の小熊が生まれますが、3頭になることも時折あります。他種の熊と同様、ホッキョクグマの小熊も生まれた時は目が見えず、最初の1ヶ月間は母熊に依存して過ごします。3月の末から4月の初めの間に雪穴から出る頃には体重は45キロほどに増え、2歳半まで母熊に依存して暮らします。野生のホッキョクグマは25歳くらいまで生きます。

ホッキョクグマは熊の中で最も肉食性が強く、特殊な歯を持っています。ほとんど氷上で獲物を探しますが、水の中に入るのも厭わず、長距離を泳ぐこともできます。食べるのは主にワモンアザラシ(Pusa hispida)で、氷の割れ目や呼吸孔で待ち伏せしたり、日向ぼっこをしているアザラシを急襲したりして捕まえます。

ホッキョクグマはまた、雪の下の巣にいる生まれたばかりのワモンアザラシの子供も捕食し、アゴヒゲアザラシ(Erignathus barbatus)やゴマフアザラシ(Phoca largha)など他種のアザラシも食べます。他に、ズキンアザラシ(Cystophora cristata)、若いセイウチ(Odobenus rosmarus)、シロイルカ、そして鯨の死骸などの腐肉も食べます。補助食として哺乳類の小動物、鳥、卵、果実、草、ケルプ、その他植物類を食べることもありますが、主食ではありません。

ホッキョクグマの個体数は世界中で22,000~27,000頭と見積もられていますが、何頭いるかわからない地域もあります。

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種の現状
現状
1976年の国際ホッキョクグマ条約によって、ホッキョクグマが生息する地域の国はこの個体群の研究と管理に協力することが義務付けられています。国や州によって保護のレベルは違います。(例えば巣の保護、あるいは雌や小熊の保護など。)

米国の海棲哺乳類保護法(MMPA)が1972年に履行されてから米国の国民はホッキョクグマの狩猟記念品を米国内に輸入することができなかったが、1994年にMMPAが改正されたため、カナダで趣味で仕留めたホッキョクグマの毛皮や体の(臓器以外の)部分の米国内への輸入は合法になりました。

カナダではホッキョクグマ猟の割り当てがあるのは先住民だけですが、先住民でない外国人に許可証を売ることはできます。今日、各国の先住民・原住民は協力して各地域のホッキョクグマの個体群を管理しています。ホッキョクグマは国際自然保護連合(IUCN)のホッキョクグマ専門家グループによって「低リスク」 に掲載されています。また、ワシントン条約(CITES)の付属書IIにも掲載されています。

種に対する脅威
ホッキョクグマは何千年もの間、生活の糧として人間に捕獲されてきました。しかし1800年代には、アラスカのセントマシューズ島で絶滅し、他の地域でも数が減りました。アラスカのホッキョクグマの個体数は航空機を使った狩猟により減りましたが、1970年代末には回復したようです。

今日、ホッキョクグマは世界的な気候変動、生息環境の変化、狩猟、化学物質による汚染、そして石油とガスの探査など、自然な、あるいは人間による侵害の影響を受けています。

国際取引
ホッキョクグマ及びその体の部分や派生品の合法な取引にはワシントン条約(CITES)によって輸出許可証が必要とされています。

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著者と出典
著者
  著者プロフィール
出典
Garner, G.W. 1997. 12th Meeting of IUCN Polar Bear Specialist Group.

Polar bear. 1993. From Bears, Majestic Creatures of the Wild. Stirling, Ian (Ed.). Rodale Press, Pennsylvania.

Reeves, R.R., B.S. Stewardt and S. Leatherwood. 1992. The Sierra Club Handbook of Seals and Sirenians. Sierra Club Books, San Francisco. 359pp.

SeaWorld/Busch Gardens. 2000d. Polar bear.

U.S. Fish & Wildlife Service. 2000. Marine mammal management: polar bear (Ursus maritimus)

U.S. Fish and Wildlife Service. 1994. Conservation plan for the polar bear in Alaska. Marine Mammals Management. Anchorage, AK.

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