Choose Country

マラウィで歴史的なゾウの救助活動が始まる

Bookmark and Share

2009年6月7日

(南アフリカ、ケープタウン) - 国際動物福祉基金 (IFAW – www.ifaw.org) は今日、アフリカ南部の国マラウィで人間対ゾウの対立によって虐げられているゾウの緊急移送を開始したと発表しました。

「麻酔銃で鎮静剤を打たれた若いゾウ3頭を含む9頭の群れは、マラウィ湖の南に位置するフィリロングウェからマジェーテ野生生物保護区に向けて移動中です」とIFAWのアフリカ南部支局長、ジェイソン・ベル‐リースクは言います。マジェーテへの旅は6時間かかります。

「捕獲チームによると、総勢60頭以上ものフィリロングウェのゾウを救い出すこの大救助作戦は今朝順調に始まりました。IFAWは残りのゾウの捕獲も万事滞りなく進むと確信しています。」

国際動物福祉基金 (IFAW – www.ifaw.org) はマラウィ政府と手を組み、大半が自給自足で生活する農民が住むマラウィ湖のすぐ南の地域における人間対ゾウの激しい対立の中心にいるゾウの救出に乗り出しました。

「群れは長年にわたり、ゾウの急襲から作物や穀倉を守ろうとする地元村民たちから、時にひどく残酷な方法によって傷つけられてきました」とベル‐リースクは言います。

「この絶望的な状況に焦点を当てるべく、現地にいる我々のチームは、今朝麻酔銃を打った1頭のゾウは鼻の先端部分を失っていたと報告しています。これはおそらく罠によるものです。」

「この対立の影響で、少なくとも10人の人間と数多くのゾウの命が失われています。移送させなければ有害動物対策としてゾウが間引かれてしまう状況の中で、ゾウを保護区に移送するという決断は唯一の解決策です。」

IFAWによると、マラウィ政府はフィリロングウェのゾウを窮地から救うためにIFAWと手を組んでこのゾウたちをマジェーテ野生生物保護区に移すという倫理的で実用的な方法をとることにしました。マジェーテは正式に保護されており、ゾウに安全な棲みかを長期にわたって提供してくれます。

フィリロングウェのゾウの捕獲と移送は、南アフリカに拠点を置く野生生物捕獲事業が指揮しています。同団体はアフリカの大型哺乳動物の捕獲と移送を専門としており、その専門技術と倫理的手法は広く知られています。

「フィリロングウェのゾウを移すという今回の移送プロジェクトは、重大な保護管理の問題に対する実行可能で長期的な解決策であり、最終的に動物と人間双方の安全を保証することになります」とベル‐リースクは言います。

「今件は、アフリカ及び同様に人間対ゾウの対立が生じているアジアの全域において、このように危険で致命的な状況が生じるのを防ぐために、人間対ゾウの対立に対する思慮深い、巧みな手段を策定する必要があることを教えてくれます。」

IFAWは、フィリロングウェと同様の人間対野生生物の対立を事前に回避するために、境界を越えた野生生物のつながりなど、保護に関する地域の取り組みに焦点を合わせることに力を注ぎ続けます。

移送に関する詳しい情報やこの活動を支援する寄付については www.ifaw.org にアクセスしてください。また、この活動の最新情報については、IFAWの動物救助活動のブログ www.animalrescueblog.org をご覧ください。

メディア関係者のお問い合わせ先:
クリスティーナ・プレトリアス (IFAWアフリカ南部)
Tel: +27 21 424 2086
携帯電話: +27 82 330 2558
Email: cpretorius@ifaw.org

コリーン・カレン (IFAW本部)
Tel: +1 508 648 3586
Email: ccullen@ifaw.org

Donate Now Take Action

マラウィのフィリロングウェ山。前景の一帯がゾウのお気に入りの生息地。 写真 © IFAW


ゾウとの共存に悩む、マンゴチ地区の地元村民。 写真 © IFAW


南アフリカから長時間かけて到着した保護解決チームが捕獲用の車両を準備。 写真 © IFAW