2009年6月23日
(ポルトガル、マデイラ) - 国際動物福祉基金 (IFAW -- www.ifaw.org) が今日発表した新報告書は、世界のホエールウォッチング産業が過去10年間で大きく成長したことを示しています。この報告書「ホエールウォッチング・ワールドワイド」は、ポルトガルのマデイラ島で開催されている第61回国際捕鯨委員会(IWC)年次会合で80カ国以上の代表団が捕鯨とクジラ保護の未来について討論する中、発表されました。
世界各国のホエールウォッチング産業を国別に分析したこの新報告書によると、昨年は世界119カ国で1,300万人がホエールウォッチング・ツアーに参加し、チケット代及びツアー関連の支出額は21億米ドルに上りました。また、ホエールウォッチング産業はアジア、太平洋沿岸、南米、カリブ海、そして欧州地域で劇的な成長を遂げており、これは、過去10年間の全世界の観光産業の成長率を著しく上回っています。そして世界中で3,000社以上がホエールウォッチングの操業を行っており、推定13,200人を雇用しています。この国際的な調査やデータの収集及び分析は、オーストラリアのメルボルンにあるエコノミスツ・アット・ラージ・アンド・アソシエイツが1年半かけて行いました。
オーストラリアのピーター・ギャレット環境相は、マデイラのIWC総会に出席している各国政府代表団にオーストラリアから正式に提出する予定のこの報告書を歓迎しています。「この非常にタイムリーな報告書を発表したIFAWを称えたいと思います。世界経済もクジラも国際的なクジラ保護の活動もすべて脅威にさらされている今、オーストラリアやアジア太平洋地域を始め世界中でこのようなエコツーリズムが力強く成長し、巨額の利益を上げていることは大きな励みになります。要するに、クジラは死んでいるより生きている方が明らかに価値があるのです。責任あるホエールウォッチングはもっとも持続可能で環境にやさしく経済的にも有益な、21世紀のクジラの『利用法』なのです。」
「政府間で議論が交わされている間も、国民は進むべき方向を指し示しています」とIFAWの国際クジラ・プログラム部長、パトリック・ラマージは言います。「2009年の今、私たちはクジラを保護し、観賞すべきであって、保護方法を妥協したり、商業捕鯨を拡大するような措置をとるべきではありません。動物にも人間にも世界経済にとっても、クジラは獲るより撮る方がよいのです。」
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パトリック・ラマージ (IFAWを代表してIWC総会に出席中)
Tel: +1 508-776-0027
Email: pramage@ifaw.org













