2009年6月18日
(英国、ロンドン) - アイスランドの捕鯨船団の第一陣が今日、絶滅が危惧されるナガスクジラ150頭を銛で捕殺するために出航すると伝えられる中、国際動物福祉基金 (IFAW - www.ifaw.org) はアイスランド政府に対し、この残酷で不必要な虐殺を直ちに中止するよう強く訴えています。
IFAWは、捕鯨は容認できないほど残虐であるとして捕鯨に反対しています。クジラを人道的に殺す方法などありません。調査によると、捕鯨銛を撃ち込まれたクジラが死亡するまでに30分以上かかることがあることが分かっています。絶滅危惧種を狙うことはまた、保護に対する深刻な問題を引き起こし、絶滅のおそれがあるナガスクジラをさらに絶滅の淵へと追いやっているのです。
アイスランドの世論調査や独立機関による経済調査によると、鯨肉の需要はほとんどないに等しい一方で、責任あるホエールウォッチングは収益性が高く、アイスランド観光最大の目玉の一つとなっています。
IFAW英国事務所長のロビー・マースランドは言います。「アイスランドが国の経済を建て直そうともがいている今こそ、その国際的な評価と経済的な利益を損なうような活動に手を出さないことが自国の利益につながるのです。」
「捕鯨に賛成する妥当な根拠など絶対にあり得ません。捕鯨は残虐で不必要で持続可能ではないのです。アイスランドの場合、需要がほとんどない市場のために政策を推進するのは不合理でもあります。アイスランド人とクジラにとってプラスとなるもっとも前向きな対策は、アイスランド政府が直ちに捕鯨を中止し、貴重なホエールウォッチング産業の保護に取り組むことです。」
「ホエールウォッチングはアイスランド沿岸の地域社会に年間約500万ポンドをもたらしています。捕鯨に代わる、人道的で持続可能で収益性の高い産業です。」
現在の捕鯨割当数は、今年初めにエイナル・K・グドフィンソン前漁業・農業相が設定したものです。彼は今後5年間の商業捕鯨の年間捕獲枠として、絶滅危惧種のナガスクジラを最多で150頭、ミンククジラを最多で100頭、認可しました。ミンククジラの国内販路は限られており、ナガスクジラについては国内販路がないにもかかわらず、アイスランドの新漁業・農業相スタイングリムル・J・シグフーソンは後に、これらの捕獲割当て数を1年間は据え置くことにしました。最近になってミンククジラの捕獲制限は200頭にまで増やされました。
ミンククジラの捕殺が始まった先月、IFAWやその他の動物福祉団体の代表らはロンドンのアイスランド大使館前で抗議活動を行い、アイスランド大使と面会してその懸念を伝えました。
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