2009年5月6日
(ケニア、ナイロビ) -
ナイロビから450キロほど離れたケニア北部のサムブール・イーストで昨日、3ヶ月にわたるおとり捜査の末、象牙29本とAK‐47ライフル銃3丁が押収されました。
この捜査は、ケニアのソマリ族の密猟者2人と地元住民1人の逮捕を発端に、ケニア野生生物局(KWS)のレンジャーとナムニャク野生生物保護トラスト(NWCT)の偵察員、そして地元当局が連携して行いました。この他の8人の密猟者は逃走したと見られています。
「のこぎりで切り落とされたと思われる象牙もあります」とNWCTのタイタス・レタアポは言います。容疑者3人は裁判所で罪に問われましたが、少額の罰金を払ってほどなく釈放されました。これでは軽いお仕置き程度で、抑止力としてまったく機能しないとレタアポは言います。
「この地域では昨年12月からゾウの密猟が増えています。厳しい状況ですが、何としてもゾウたちを護らなくてはいけません。」
KWSは昨年4月下旬、ケニアとタンザニアの国境付近で700キログラムの象牙を押収しました。IFAW東アフリカ地域事務局長のジェームス・イシチは、この地域でのゾウ密猟事件の増加に対して警告を発しています。
「恐ろしいことです。アフリカの象牙は前例がないほどのペースで捜査当局に押収されています。この急増を抑えるためには緊急の対策が必要です。さもなければ、絶滅の危機に瀕するゾウが完全に過去のものとなってしまいます。」
「象牙取引がどこで行われたにしても、それは世界中のゾウにとって脅威になるとIFAWは強く主張しています。ゾウの密猟の急増と象牙の押収とCITESによる1回限りの在庫販売との相関関係を、これ以上無視するわけにはいきません」とイシチは言います。
これらの密猟事件は、南アフリカ、ボツワナ、ナミビアとジンバブエの108トンの在庫象牙が販売されてからわずか5ヵ月後に起きています。国連の勧告に基づく「絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約(CITES)」、通称ワシントン条約が国家間の取引を認めたのは、約10年ぶりのことでした。
この数ヶ月間で象牙の押収は急増しており、ベトナムではタンザニアから持ち込まれた象牙が6トン以上、タイではウガンダから持ち込まれた象牙1トンが押収されています。ケニアでも今年初めから密猟事件が次々と起こっており、ケニアでもっとも重要なゾウの生息地であるツァボ国立公園でも被害が出ています。
この危機的な象牙問題について詳しく知り、ゾウを護るために行動を起こすには、 www.ifaw.org に今すぐアクセスしてください。today.
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