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絶滅の危機に瀕するニシコククジラに存続のチャンスが与えられる―ロシアのエネルギー共同事業体が地震探査を中止

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2009年4月24日

(ロシア、サハリン) - 国際動物福祉基金(IFAW)は今日、サハリン・エナジー・インベストメント社がニシコククジラの重要な採餌場近くでの地震探査を中止し、ニシコククジラを保護する決定を下したことに対し、拍手を送ります。この決断は、物議を醸しているロシアのサハリン島北東沖の石油・天然ガス開発プロジェクトに絡む地震探査の停止を求める国際自然保護連合(IUCN)の科学者たちの勧告を受けて下されたものです。

IUCNのニシコククジラ・アドバイザリー・パネルは、少なくとも今年いっぱいは同区域における地震探査活動を一時停止するよう勧告しました。北東のサハリン棚で操業する他の石油・ガス開発会社も、このような活動によって絶滅の危機に瀕するこの種に深刻な影響を与えることが心配されるため、この勧告についての検討が課題となっています。

「これはニシコククジラにとって大きな勝利です」とIFAWの国際クジラ・プログラム部長、パトリック・ラマージは言います。「世界レベルの科学と責任ある企業行動によって、この地球上でもっとも絶滅が心配されるクジラに存続の可能性を与えることができます。エクソンやBP、その他の関連企業も責任を持って行動するよう期待しています。」

商業捕鯨によって絶滅に追い込まれたと思われていたニシコククジラは、ロシアのサハリン島沖で空中から魚の調査を行っていたロシアの科学者たちによって再発見されました。現在の生息数は約130頭で、繁殖可能なメスが25頭しかいないニシコククジラは、もっとも絶滅の危機に瀕している個体群であり、唯一知られている採餌場での新たな石油・天然ガス開発プロジェクトによって、彼らが直面する脅威は益々深刻化しています。繁殖可能なメスが1年に1頭、3年連続で死亡すれば、15年以内にこの個体群が絶滅する可能性があることが、科学的に証明されています。

2000年以来、IFAWは独自にニシコククジラの監視プログラムを実施し、ロシアと米国の合同チームによる科学調査を財政的に支援してきました。その調査結果は、国際自然保護連合(IUCN)公認の「絶滅危惧種」レッドリストにこの個体群の掲載を獲得する上で役立ちました。現時点でIFAWは同個体群の状態を監視する唯一のNGOです。 

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現在、ニシコククジラの生息数は130頭で、もっとも絶滅の危機に瀕している個体群です。 写真 © IFAW/Richard Sobol


唯一知られている採餌場での新たな石油・天然ガス開発プロジェクトによって、ニシコククジラが直面する脅威は益々深刻化しています。 写真 © IFAW/Richard Sobol