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ケニアの重要なゾウ生息地で5頭のゾウが密猟者に殺される

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2009年2月24日

(ケニア、ナイロビ) - 過去6週間の間にケニアのツァボ生態系で5頭のゾウが密猟されたことで、当局と保護団体は共に警戒を強めています。牙を乱暴に取られたゾウは、保護区域内の3ヵ所で見つかりました。

ケニア野生生物局(KWS)のレンジャーは、密猟の容疑者2人とブローカー1人を公園内のアジトで逮捕し、AK-47ライフル銃2丁と弾薬38発を押収しました。象牙はすでにブローカーによって違法取引ネットワークの別のディーラーに売りさばかれていました。

「昨年後半に南部アフリカ諸国から一度限りの象牙販売が行われて以来、ツァボでは前例のないほどゾウの密猟事件が急増しています」とツァボ国立公園副理事のジョナサン・キルイは言います。以前にKWSが出した報告書によると、国内の密猟は2007年から2008年の間に60パーセント増加しています。

これらの密猟事件は、南アフリカ、ボツワナ、ナミビアとジンバブエから112トン(102メートルトン)の在庫象牙が競売にかけられてから、わずか3ヶ月後に起きています。国連の勧告に基づく「絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約(CITES)」、通称ワシントン条約が国家間の取引を認めたのは、約10年ぶりのことでした。競売にかけられた象牙の合計量は、約10,000頭のゾウの死に相当します。

IFAW東アフリカ地域事務局長のジェームス・イシチは、密猟事件が70年代、80年代のゾウ密猟時代への逆戻りを予兆するものではないかと懸念しています。

「事態は緊急を要しており、これ以上ひどくなる前に阻止しなくてはなりません。この急増と、数ヶ月前のCITES公認の在庫象牙販売には、強い相関関係があると私たちは考えています。私たちが心配しているのは、ケニアや一部の南アフリカ諸国と比べて、法の執行力において厳しい問題を抱える他のゾウ生息国では、事態がもっと深刻なのではないかということです。」 

「象牙取引がどこで行われたにしても、それは世界中のゾウにとって脅威になると私たちは強く主張してきました」とイシチは言います。

つい先週、ゾウ研究の第一人者であるシンシア・モス博士は、複雑な密猟の犯罪組織がアンボセリ国立公園におけるゾウ捕殺の急増を招いたと指摘する報告書を発表しました。

「現地のブローカーと他のディーラーとの間では象牙1キロが37.50米ドルと低い価格で取引されているとの情報がありますが、このことが、これまで違法取引に関わったことのない地元の人々が密猟に関わる動機となっている可能性があります」とキルイは付け加えます。国際取引の闇市場では象牙は1キロあたり850米ドル以上にもなります。

クルーガー国立公園に次いで2番目に広いツァボ国立公園には、約11,700頭というケニア最大のゾウ個体群が棲んでいます。2005年以来、IFAWはツァボにおいて、取締りと反密猟活動における管理体制の向上、インフラにおけるニーズへの支援、人間と野生生物の対立の緩和、研究、そして地域社会の保全と教育を目標に、KWSと5年間の共同プロジェクトに取り組んでいます。  

メディア関係者のお問い合わせ先:
コリーン・カレン (IFAW本部)
Tel: +1 508 744 2236
Email: ccullen@ifaw.org

エリザベス・ワンバ (IFAWケニア)
Tel: 254 20 3870540
Email: ewamba@ifaw.org

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写真 © IFAW