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親を失ったケープペンギンの雛の救済活動を支援

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2008年10月30日

(南アフリカ、ケープタウン) - 南アフリカ、ウェスタン・ケープ州の海岸線周辺にあるケープペンギンのコロニーで親を失い餓死の危機に直面する雛を救うため、救援隊は現地に向かいました。

昨日、ペンギン救済のためにダイアー島に向かった当局者はまず35羽の雛を救出しましたが、今度数日間も引き続き、多くの雛を島から連れ出す予定です。ウェスタン・ケープ州ハンズバーイの約8キロ沖合に位置するダイアー島は、約4,000羽のケープペンギンにとって大切な繁殖コロニーです。

この救援活動は、国際動物福祉基金(IFAW-www.ifaw.org)が南アフリカ沿岸鳥保護財団(SANCCOB)やその他の保護団体と連携して支援する「雛保護強化プロジェクト」の一環を成すものです。

「毎年、繁殖期が終わる頃にかけて多くのペンギンの雛が親に見捨てられますが、『雛保護強化プロジェクト』はその雛の命を護る重要な介入策です」とIFAWのアフリカ南部支局長、ジェイソン・ベル‐リースクは言います。

「ケープペンギンの数は急激に減っており、IUCNのレッドリストにも掲載されています。雛を救出し、十分な適応力と強さがつくまでリハビリテーションを施してから野生の繁殖集団に戻すこの大変画期的なプロジェクトは、歓迎そして支持されるはずです。」

今年に入って、世界でもっとも成功している海鳥リハビリテーション・センターであるSANCCOBとIFAWは、センターの未来を保証する契約を交わしました。

救出された雛は今後3ヶ月間、ケープタウンにあるSANCCOBのペンギン専用リハビリ・センターで人間の手によって育てられた後、故郷のコロニーに帰されます。

ダイアー島やベティーズ・ベイ近くのストーニーポイントを含むいくつかのコロニーでは、繁殖期の終盤(9月以降)に孵った雛の親が気温の上昇と餌の蓄えの減少と共に育児を放棄することが多々あります。

こうして野生に残された雛が生き延びることは難しく、さらに成鳥ペンギンが毎年この時期に換羽し始めることも問題を悪化させています。換羽中のペンギンは古い羽が抜け落ちて新しい羽が生えますが、その間は防水性を失い、泳ぐことも魚を捕まえて雛に与えることもできなくなるのです。

今後3ヶ月間、SANCCOBの献身的なスタッフとボランティアのチームは、食欲旺盛な雛の餌やりにかかりきりとなります。もっとも幼い雛には3時間ごとに餌と水をやらなくてはいけません。ペンギンたちは魚に加え、毎日特別な魚の配合餌を与えられます。

SANCCOBのCEO、ヴェネッサ・ストラウスは、ケープペンギンの成鳥が雛を見捨てる現象は珍しいことではないと言います。

「2006年にSANCCOBは841羽の親のいない雛を育て、昨年は新たに481羽が私たちの助けを必要としました。救出された雛の80パーセント以上は野生に帰され、数年後には繁殖し始めて個体数に貢献します。」

「私たちが行った調査では、人間の手で育てて野生に帰した雛の方が野生の中で自然に育った雛よりも繁殖年齢までの生存率と繁殖能力が高く、これはケープペンギンを手で育てることが野生の個体群を護る上で大きな効果があるということを示しています」とストラウスは説明します。

ケープペンギンの数は近年、破滅的な減少を見せています。ケープペンギンの個体数は、つがい数が推定2,000,000組とされた20世紀初頭から、2008年には史上最低の26,000組まで減りました。

「これを考えると、すでに絶滅が危惧されているこの種を護る私たちの活動において一羽一羽の雛が大変貴重な存在になってきます。ケープタウン大学フィッツパトリック研究所が行った調査の結果、SANCCOBのリハビリ活動のおかげで今はケープペンギンの個体数が19パーセント増えたことがわかりました」とストラウスは言います。

「雛保護強化プロジェクト」への参加によってケープペンギンの破壊的減少の問題に取り組み、保護に一役買っている団体には、ブリストル・ズー・ガーデンズ、ケープタウン大学動物個体群統計学団、ケープネイチャー、ダイアー・アイランド保護トラスト、海洋・沿岸マネジメントなどがあります。

メディア関係者のお問い合わせ先:
クリスティーナ・プレトリアス (IFAW南アフリカ)
Tel: +27 21 424 2086
携帯電話: +27 82 330 2558
Email: cpretorius@ifaw.org

ヴェネッサ・ストラウス、 SANCCOB、CEO
Tel: +27 21 557 6155
携帯電話: +27 82 325 4638
Email: venessa@sanccob.co.za

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写真 © IFAW


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