2009年10月2日
(ロンドン) - 絶滅危惧種のナガスクジラとミンククジラを今期すでに200頭以上も不必要に捕殺したことを非難する声明が26ヵ国から出され、アイスランドは商業捕鯨の中止を迫られています。
国際動物福祉基金 (IFAW) はアイスランド政府に対し、国際的な批判に耳を傾け、残虐な捕鯨に代わる産業として人道的で収益性のある、責任あるホエールウォッチングを支持するよう呼びかけました。
英国、米国、オーストラリアなどが署名した共同の抗議文には、前アイスランド政府が商業捕鯨を認める決定を下したことに対し、26ヵ国の政府が「非常に失望した」と述べられています。今年初め、前漁業・農業相は今後5年間の商業捕鯨の年間捕獲枠として最多でナガスクジラ150頭とミンククジラ100頭を認可しました。.
現政権はこの捕獲割当数を1年間のみ据え置くとしていますが、ミンククジラの国内販路は限られており、ナガスクジラについては国内販路が無いにもかかわらず、2009年の捕獲制限はナガスクジラ200頭、ミンククジラ200頭にまで拡大されました。6月以降、アイスランドの捕鯨船はナガスクジラ125頭、ミンククジラ79頭を銛で捕殺しています。
本日の午前中、この抗議文が出される直前に、IFAWは他の動物福祉団体と共にロンドンのアイスランド大使館の前で抗議活動を行いました。
IFAW英国事務所長のロビー・マースランドは言います。「世界中の人々がアイスランドに注目し、この残酷で不必要なクジラの虐殺をやめるよう求めています。英国をはじめ世界中の多くの国々の人たちは、クジラを商業目的で殺すことに嫌悪感を抱いています。」
「非人道的で持続可能でない捕鯨を頑なに続けることで、アイスランドは他の欧州諸国との足並みを乱しています。捕鯨銛を打ち込まれたクジラが死亡するまでには30分以上かかることがある上に、アイスランドは販路が見つからない絶滅危惧種を殺しているのです。」
「鯨肉の販路の明らかな欠如は、これらのクジラがこの先何年間もただ冷凍庫で保管されるために殺されていることを意味します。」
アイスランドの世論調査や独立系機関の経済調査から、鯨肉の需要はほとんどないに等しい一方で、責任あるホエールウォッチングは収益性が高く、アイスランド観光最大の目玉の一つとなっており、沿岸地域に年間約500万ポンドをもたらしていることがわかっています。.
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