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毎日100頭以上のゾウが密猟者に虐殺されている

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2009年10月20日

20年も前に象牙取引は禁止されたにも関わらず、今でも104頭という衝撃的な数のゾウが毎日象牙のために殺されています。この憂慮すべき不法狩猟の実態によって、アフリカゾウはわずか15年のうちに大陸のほぼ全域で絶滅する可能性があります。

国際動物福祉基金 (IFAW – www.ifaw.org) は、ゾウを保護するために早急な対策を求めています。欧州連合(EU)及び「絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約(CITES)」、通称ワシントン条約の全締約国に対し、単発的な象牙販売も合法的な象牙取引もゾウの附属書降格案も支持しないよう強く訴える一方で、2010年3月に開かれる次のワシントン条約会議において、ゾウと象牙取引の「休止期間」の決定を現在の9年から20年に引き延ばすというケニアから提出される案への支持を求めています。また、密猟と闘うために支援を要請している生息国への援助をEUに呼びかけています。

IFAWの野生生物取引プログラムを率いるケルヴィン・アリィは言います。「象牙の国際取引の禁止から20年経った今もアフリカのゾウが商業密猟の脅威にさらされている事実に、ほとんどの人が衝撃を受けます。ゾウの絶滅を食い止めたければ、再度、包括的に、象牙取引を禁止しなければいけません。」

象牙モラトリアムは開始当初は効果を発揮しました。アフリカの生息国の大半でゾウの密猟は減少し、1990年から、単発的な象牙在庫販売が検討され始める1996年まで、世界中で象牙の市場価格は落ち込みました。しかしそれ以降は、国内の象牙市場や限定的な象牙販売が同じ国に限らずとも密猟の増加に直結することが様々な数値から明らかになっています。

野生生物の違法な国際取引は年間200億ドル相当と推定され、違法な薬物と武器の売買に次いで2番目の規模です。  

違法象牙は今、1990年代に西アフリカ各地で「ブラッド・ダイアモンド」が内戦に利用されたのと同じように、東アフリカの紛争に利用されています。極東、特に中国における象牙の需要は記録的レベルに達しています。スーダンの民兵組織ジャンジャウィードは国境を越えてチャドに入って象牙を密猟し、再び国境を越えて首都ハルツームにそれを持ち帰り、そこから中国に売り渡します。

種全体の運命がかかっている中、限定的な象牙市場、単発的な販売や個体群の附属書降格を実験的に続ける余裕はありません。「自由市場」の力に対する誤った信念がゾウを絶滅へと駆り立てています。

IFAWのスポークスマンは付け加えます。「悲しいことに、世界のどこかで象牙が取り引きされれば、それは世界中のどこのゾウにとっても脅威となります。取引禁止から20年の記念すべき年に、象牙取引を終わらせ未来に向けてゾウを護るために、できる限りのことをしようではありませんか。」



メディア関係者のお問い合わせ先:
ジェームス・キニー (IFAW本部)
Tel: (508) 744-2013
Email: jkinney@ifaw.org
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