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高齢クマ5頭がより良い老後のため成都に移される

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2009年10月20日

(中国、成都) - これまでの13年間を広東省にある国際動物福祉基金 (IFAW - www.ifaw.org) の番禺クマ・サンクチュアリ(PBS)で過ごしてきた5頭のツキノワグマが今日、数週間にわたる入念な準備を経て長い旅を終え、四川省成都のツキノワグマ救助センター(MBRC)の新居に到着しました。ツキノワグマはアジアのクロクマとしても知られる絶滅危惧種です。MBRCは2000年にアジア動物基金 (www.animalsasia.org.cn-) によって設立され、現在は中国の胆汁用クマ牧場から救出された170頭のクマを世話しています。

1993年以来、IFAWと後にアジア動物基金の創設者となるジル・ロビンソンは、胆汁用のクマ牧場の残忍性に注目してきました。1996年、IFAWは広東省林業局の協力を得て、違法なクマ牧場で悲惨な環境下で飼育されていた9頭のクマを救出し、この施設を閉鎖させました。この画期的な出来事をきっかけに、中国におけるツキノワグマの救出及びクマ虐待防止運動が始まり、同年、番禺クマ・サンクチュアリが設立されました。2000年にはアジア動物基金が成都近くにMBRCを設立し、これまでに260頭のクマを救っています。

IFAWのアジア地域支局長、グレース・ガブリエルは言います。「この13年間、私たちは過去に虐待されたクマに対し最善のケアを提供してきたと胸を張って言えます。その高水準のケアを追求する姿勢は今も失われていません。年をとるにつれクマたちには特別な老齢向けケアが必要となり、彼らの心身の健康を保障するために一層大きな、そして安定した社会構造が必要となります。MBRCはこのクマたちに理想的な環境を提供してくれます。」

クマたちを1000キロに及ぶ陸路の旅に備えさせるために、獣医と飼育員のチームがクマの体調を万全に管理し、輸送の適応訓練を実施しました。アジア動物基金の創設者でCEOを務めるジル・ロビンソンはこう言います。「アジア動物基金とIFAWは協同して、道中クマを世話する非常に優秀なチームを構成しました。とても繊細で高い知能を持つこの動物がうまく私たちの救助センターの新居に適応できるように、旅の間は彼らのお気に入りの世話人が付き添い、適応期間が終わるまでずっと滞在します。」

ジルは昔からの友である彼らを新しい大家族に温かく迎え入れました。「IFAWもアジア動物基金も、過去に虐待を受けた動物に最善のケアを提供することを目指しています。この新しい住まいと仲間を彼らはきっと気に入るはずです。」

先日の日曜朝10時、クマたちは新鮮なわらがたっぷりと用意され換気も十分なゆったりとした檻に安全に収容され、トラックに積み込まれました。大事な仲間たちと離れ離れになることはないと安心させ、互いの存在を目そして臭いで確認できるように、檻は隣り合わせに配置されました。トラックの後には飼育員と獣医を乗せた車が続きました。日中の暑さと交通渋滞を避けるために、一行は夜間と早朝にかけて走り、48時間後にアジア動物基金の救助センターに到着しました。道中、チームは適切なタイミングと場所を見計らってクマの様子を確認し、餌と水を補充し、必要なときはクールダウンさせました。

グレース・ガブリエルは、PBSからクマがいなくなってもIFAWの虐待防止キャンペーンは終わらないと言います。ジルとグレースは、IFAWとアジア動物基金が共に、胆汁産業そして中国のすべての動物虐待をなくすために、科学的調査及び市民の教育を通じて政策と法律制定を進めることに熱心に取り組むことで合意しました。

グレース・ガブリエルは強く主張します。「野生生物を保護し動物虐待をなくす最終的な選択は、消費者一人ひとりの手中にあります。買うことはつまり殺すことで残酷な行為を支持することです。野生生物の製品には断固としてノーと言うべきです。」

 

国際動物福祉基金(IFAW)について

世界的な動物福祉団体のIFAWは、本部のあるアメリカ及び16ヵ国の事務所を拠点に、動物が商業目的で搾取されることを減らし、野生生物の生息地を護り、窮地に陥った動物を助けることによって、野生動物及び家畜の福祉向上を目標に40カ国以上で活動しています。IFAWは現場と行政の場の両方において野生生物と家畜を保護するための活動を展開しており、動物の虐待防止に対する世間の意識向上を目指すと共に、動物と人間の生活を向上させる動物福祉・保護政策を推進しています。詳しくは www.ifaw.org をご覧ください。

アジア動物基金について

アジア動物基金は香港に拠点を置く慈善団体で、1998年にジル・ロビンソン(大英帝国5等勲士)によって創設されました。当基金は地方自治体や地域社会と力を合わせ、アジア全域で動物虐待をなくし動物への敬意をはぐくむために活動しています。その主要な運動であるツキノワグマ救助キャンペーンを通じて、残酷な胆汁牧場で苦しんでいる絶滅危惧種のクマをそこから救い出し、中国及びベトナムのサンクチュアリに連れて行くことにより、何百頭というクマを救ってきました。アジア動物基金は永久にクマの胆汁牧場をなくすという目標に向けて、この2国の政府と協力して活動しています。 www.animalsasia.org



メディア関係者のお問い合わせ先:
ジェフ・ヒー(IFAW 中国)
Tel: +86-10-6440-2960
Email: jhe@ifaw.org

マイケル・ブース (IFAW米国)
Tel: +1-508-744-2076
Email: mbooth@ifaw.org

:朱柯(アジア動物基金 – 中国)
Tel: +8613881922889
Email: rzhu@animalsasia.org