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ンガンバ島チンパンジーサンクチュアリ:ウガンダ

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多国籍木材会社の敷設した道路に沿って、ハンターは森の奥深くへと進んで行く。獲物となるチンパンジーを見つけると、銃の引き金を引き、成熟したメスのチンパンジーは地面へと落ちてくる。ハンターはそのチンパンジーの体を解体し、それを買い求める人誰にでも売りさばく。このメスのチンパンジーは、儲かる獣肉売買の新たな犠牲となったのです。ハンターはさらに、撃ち殺された母親に寄り添っている子供のチンパンジーを捕まえて、「珍しいペット」として違法に売りさばきます。

こうした悲劇は、中央アフリカと西アフリカで毎日繰り返されています。獣肉の売買は活発化し、珍しいペットに対する国際的な需要は、異常な程に高まっています。類人猿の存続へ、残された時間は刻々と少なくなっています。

ンガンバ島チンパンジーサンクチュアリは、親を失ったチンパンジーに安全な棲息環境を提供し、危険な「わな」の除去やエコツーリズムへの教育プロジェクトなど、チンパンジー保護に包括的に取り組む目的で1998年に開設されました。

エンテベにあるウガンダ野生生物教育センター(UWEC)とクィーンエリザベス国立公園内の小さなイシンガ島から移送された19頭のチンパンジーを受け入れることから、ンガンバ島チンパンジーサンクチュアリはスタートしました。UWEC はウガンダの正式な野生生物サンクチュアリーですが、運び込まれるチンパンジー孤児の数が増え続け、長期的に十分なケアができない状態でした。幼いチンパンジーたちは隣接するコンゴの森で密猟され、売買目的でウガンダへと運び込まれたのです。こうした状況で、UWEC はIFAW を含む幾つかのNGOに助けを求めていました。

ンガンバ島チンパンジーサンクチュアリは、野生生物の福祉と保護に貢献している5つの組織のパートナーシップからなるチンパンジーサンクチュアリ・アンド・野生生物トラスト(CSWCT)によって運営されています。IFAW、UWEC、the Born Free Foundation、the Jane Goodall Institute、the Zological Parks Board of New South Wales, Australia の5つの組織がCSWCTのメンバーです。

現在33頭のチンパンジー孤児を保護しているンガンバ島チンパンジーサンクチュアリは、ビクトリア湖の赤道上にある広さ40ヘクタール程のうっそうと森の茂る無人島です。ウガンダのエンテベからは23キロの距離にあります。ンガンバ島のサンクチュアリは、他の野生生物サンクチュアリと比較しても規模が大きく、野生チンパンジーの棲息環境に近い安全な環境を提供しています。このサンクチュアリの収容能力はチンパンジー30頭であると考えられています。

しかしながら、2000年と2001年の17ヶ月間に、ウガンダ野生生物局は16頭ものチンパンジーを保護することになったのです(平均で4週間に1頭のペース)。保護されたほとんどのチンパンジーは3歳以下の子供でした。これまでにウガンダでチンパンジーが保護された割合と比較しても(2年間に1頭のペース)、ンガンバ島のサンクチュアリーが設立から3年以内に収容能力いっぱいになるとは予期されていませんでした。

新たに保護されたチンパンジーの孤児を、すでに保護されている19頭と融合する試みが続いています。保護されたチンパンジーの年齢は2歳から19歳と幅広く、オスとメスの割合はほぼ同じです。

短期間に数多くのチンパンジーが保護されたことで、ンガンバ島のサンクチュアリーの混雑を解消する必要が出てきました。現在、近くにあるンザヂ島の16ヘクタールの森林部分に、第2のチンパンジーサンクチュアリーを建設する計画が進んでいます。CSWCT はンザヂ島に新たなチンパンジー保護施設の建設を開始し、ンガンバ島の獣医施設とスタッフの宿泊施設の充実を進めています。

CSWCT は、ンガンバ島のサンクチュアリーを運営する他にも、チンパンジー保護のためにあらゆるプロジェクトを実行しています。教育プログラム、野生チンパンジーの個体数調査、エコツーリズムのためにチンパンジーを人に慣れさせる訓練、捕獲用わなを除去するパトロールなどがCSWCT の活動に含まれます。1998年に開催された、個体群と棲息環境の存続可能性の分析(PHVA)に関する会議では、捕獲用のわながチンパンジーの生存に対する主な脅威のひとつであると認識されました。

IFAW は1999年から CSWCT の捕獲用わな除去プログラムをサポートしています。プログラムでは、捕獲用わな除去チームの配置、密猟の監視、ウガンダ野生生物局のレンジャーのトレーニングなど、包括的な努力を継続しています。

現在、KibaleとBuduongoの2つの森林地帯で捕獲用わな除去プログラムが実施されています。将来的には、ウガンダにあるチンパンジーが棲むすべての森林地帯で、捕獲用わな除去プロジェクトが実施されることが望まれています。1999年以降、捕獲用わなに掛かったチンパンジーや、わなによって傷ついたチンパンジーの数は減少しています。そして、除去された捕獲用わなの数も減っています。反政府組織がこの森林地帯に潜伏していることが捕獲用わな減少の要因かもしれません。

チンパンジーは、ワシントン条約や、ウガンダやその他の国の法律によって保護されています。しかし、獣肉や珍しいペットとして売買されるために密猟者に狙われ、森林伐採や開墾によって棲息地が減少するなど、チンパンジーの生存は深刻な脅威にさらされています。

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The rippling waters of Lake Victoria surround the Ngamba Island Chimp Sanctuary in Uganda. 写真 © IFAW/D. Willetts

Timbo, an adult male chimp, sits in tall grass eating fruit in the Ngamba Island Chimp Sanctuary. 写真 © IFAW/D. Willetts

This poster, displayed at the sanctuary, goes to the heart of one of the major threats chimpanzees face -- the commercial trade in wildlife. 写真 © IFAW/D. Willetts

In the safety of the sanctuary, a young chimp rides on the back of an older chimp. 写真 © IFAW/D. Willetts