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シェルドリック・トラスト野生生物孤児院:ケニア

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IFAW は、ケニアのワーデンに巨大なツァボ国立公園を設立した有名なナチュラリスト、デービッド・シェルドリック氏を記念した、シェルドリック・トラスト野生生物孤児院の開設をサポートしました。

1977年の開設から、トラストはケニアの野生生物保護に非常に重要な役割を果たしてきました。必要なときには意見の分かれるような問題にも発言し、ケニアへの経済制裁の下では目立たぬように、しかし迅速に野生生物保護のニーズに対応してきました。

ツァボ国立公園がトラストの主要な活動の場です。デービッド・シェルドリックにとってツァボは特別な場所だったのです。11184平方キロにもなる広大なツァボ国立公園はケニアで最大の野生生物保護区で、北部アフリカと南部アフリカの動物区系がぶつかる特別な場所に位置します。ツァボ国立公園は、世界中どの野生生物保護区と比較しても、非常に数多くの野生生物の長期的な繁栄が期待できる、最高の保護区であると考えられます。

ツァボ国立公園の大きさそのものが、野生生物保護にとって最大の強みになっています。国立公園内の環境には持続性があり、人間の立ち入った管理がなくても生態系がとても活発な状態です。これまでに、大干ばつ、大洪水、牛疫の流行、象が植物を食い荒らすことによって引き起こされた野生生物の個体数の増減などを経験してきましたが、ツァボの豊かな生物多様性は保たれ、自然界の掟である自然淘汰によってさらに強化されてきました。

ツァボ国立公園はケニア最大の象の棲息地で、現在8500頭もの象が棲息しています。国立公園にはケニア最後のバッファローの大群、アフリカン・ハンティングドッグを含むケニア固有の肉食動物の安定的な個体群も棲息し、その他にも、ライオン、レパード、チーター、(規模の小さな保護区では存続が危ぶまれている)ブチハイエナとシマハイエナの個体群が繁栄しています。経験を積んだナチュラリストによるブラウンハイエナや、カラカル、サーバル、ハクビシン、マングース、ジェネットなどの小型の肉食動物の目撃情報も報告されています。

シェルドリック・トラスト野生生物孤児院は、環境教育活動や、Wildlife Clubs of Kenyaやその他プレスへの寄稿を通じて地域社会に貢献しています。これまでに学生のためのフィールドツアーを実施したり、有望な学生には高度な野生生物管理のトレーニングも提供してきました。

多くの象がトラストによって保護されてきました。トラストは、前例のないほど幼い小象を人の手で育てることに成功し、無事に野生の象の群にかえすことにも成功しています。

密猟、誤った動物管理、泥沼にはまる、井戸や溝に落ちる、干ばつ(母象が餓死)、移送の際の問題など、さまざまな理由で小象たちは孤児となってトラストに保護されます。ナイロビ国立公園にある象の孤児院には、東アフリカ全域から親を失った象たちが運び込まれてきます。象が傷ついている場合にも適切な処理が施されないまま運ばれてくることが多いので、素早い対応が求められます。

新たに運ばれてきた小象たちが孤児院の生活環境に慣れると、小象たちはツァボへと移送され、そこで他の小象たちと共にリハビリテーションを続けます。これまでにトラストは、ミルクが欠かせないほど幼い25頭の小象を含む40頭以上もの象を保護してきました。

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An orphaned elephant plays at the Sheldrick Trust Wildlife Orphanage 写真 © IFAW

James Ische, East Africa Country Director, plays with one of the Sheldrick orphans. 写真 © IFAW