タンザニアの象牙の取引はなし

Monday, March 22, 2010
カタール、ドーハ
ドーハで開催中の「絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約(CITES)」、通称ワシントン条約の第15回締約国会議(CoP15)は今日、タンザニアのゾウを引き続き付属書Iに掲載し、1回限りの象牙輸出の提案を却下することで、ゾウの保護を続けることを可決しました。

「タンザニアのゾウが今も危機的状況に置かれていることを示す科学的情報に各国が注目したことで、タンザニアのゾウを救うための闘いは今日、報われました」とIFAWのアフリカ南部支局長、ジェイソン・ベル-リースクは言います。

「ゾウの密猟と象牙の押収は減るのではなく増えています。今日の決定は良識の勝利です。」

タンザニアとザンビアは象牙112トンを1回限り販売する許可を求める提案を提出しました。この2ヵ国は、自国のゾウ個体群の掲載リストを格下げすることによって、将来象牙取引の道を開きたい考えです。そうなると、これらのゾウは最高レベルの保護を受けられなくなります。

「締約国は、タンザニアの提案に当てはめた理屈をザンビアの提案にも当てはめなくてはいけません。格下げと象牙販売は却下しなくてはいけません」とベル-リースクは言います。

最後に開催された2007年のワシントン条約会議において、締約国は今後の象牙取引を禁止する9年間の一時停止措置に合意しました。

アフリカゾウ生息国23ヵ国からなるアフリカゾウ連合は、9年間の一時停止措置はアフリカのすべてのゾウ生息国に、ゾウを協力的にその生息地内に棲まわせ、かつての違法販売の影響を判断する機会を与えることを主張し、1回限りの販売の提案に反対しています。

タンザニアの提案は、1回限りの販売と掲載リスト格下げに分けて投票が行われ、締約国間で票が割れました。結果は、掲載リスト格下げは賛成57票、反対45票、棄権32票。1回限りの販売は賛成59票、反対60票、棄権13票でした。

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